ー10 ページ10
「A、お前がいなくなるのはすっげー寂しいけど、こん中だったら俺が一番最初に会いに行ける。その時は結婚しよう、」
「…結婚は、しませんっ、」
「Aに振られた──っ!!」
「「「「当たり前だ!!!!」」」」
明良くん。おいで、って腕を広げていつもいつも言ってくれた先輩。その大きな腕がお父さんの腕みたいで凄く安心できた。明良くんはお父さんみたいな人。
「僕が卒業したら、ベアと一緒に会いに行くからね」
「要くん、ベア…ありがとうっ、」
ベア。あたしの事を理解してくれた大切な友達。悲しい時も寂しい時も、ベアがいたから乗り越えられた。
要くん。一緒にいると凄く安心できた先輩。あたしの話を頷いて聞いてくれて、頭を撫でてくれて、時には抱き締めてくれて、他人を最優先に考えられる人。
「Aー!お前は俺たちの光だ!太陽だからなー!!」
そう言って手を振ってくれる皆にあたしも見えなくなるまで手を振った。アリス学園の門が見えてきて、黒い車が止めてあるのが分かった。
「……白崎、何してるの?
車に乗ろうとした時、後ろから声をかけられた。そこにいたのは、あたしが思っても見なかった人達だった。
「…棗くん、流架くん、」
2人とは出会って1ヶ月も経ってないけど、なんだか不思議だけど、安心した。
特に棗くんとはどこかで会ったような、そんな懐かしい感じさえしてしまった。
「…あのっ、あたし、アリスなくなっちゃったから……
えっと、あの…っ、パートナーできなくなっちゃって、ごめんなさいっ」
2人と会えるのはこれで最後、なのに。どうしてこんな言葉が出たんだろう。
2人は黙ってて、何も言わなかったから、あたしは鳴海先生の言葉に従って再び車に乗ろうとした。
車に乗ってドアが閉まる。エンジンの音がすると、車が走り出した。
「…し、白崎、あのっ、……ありがとう、」
エンジンの音でよく聞こえなかったけど、流架くんの声が聞こえた気がした。
「
あたしの言葉は、あたしの存在は、誰かの胸に光を灯せたのかな。
「さあ、2人とも教室に戻るよ」
「…ねえ、棗…
ちょっとだけ、教室が嫌いになりそうだよ、」
「…俺は前から嫌いだった」
「…うん、そうだね…
ねえ、棗。棗がさっき言った言葉、英語だったね。何て意味なの?」
「……さあな、忘れた」
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きざし(プロフ) - 以上がボードにてお送りしたメッセージです。先日は3月23日までに返信が欲しいとお伝えしましたが、退会されたということは、返信をする気自体がないと判断するしかありません。非常に残念ですが、本件をこちらでまとめた文章を公開いたしますので、ご了承ください。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - まとめには『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』と『開演ブザーは永遠に』の酷似している箇所を転記し、比較した内容を含みますので、あらかじめご了承ください。ご連絡のほどお待ちしております。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - ・2024年3月8日送信 再度のご連絡失礼いたします。 恐れ入りますが、3月23日までに上記の件についてご回答をお願いいたします。 期日までに返信いただけない場合は、誠に勝手ながら「盗作被害報告」として、本件をまとめた文章を公開させていただきます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - また、恐れ入りますが、当問題が解決するまでは現在載せられている『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』シリーズの全作品を更新・非公開・削除等はされないようにお願い申し上げます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - 「ほっしゃん-1」と、偶然では片付けられないほど内容が似ており、地の文・台詞共に、私が書いた文章を切り貼りしている印象を受けました。 お手数ではございますが、上記の件についてご説明いただけないでしょうか? (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:未来 | 作成日時:2024年1月10日 11時