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「……早く、行こう、」





棗くんの手を握ったら、やけに冷んやりとしてちた。棗くんの手を引いて歩き出しても、零先生は何も言わなかった。





「…手、離せ」


「…あっ、ごめんなさいっ、」


「…お前、あいつと知り合いか?」


「…零先生とは、前に、少しだけ話した事あるから、」


「…もう2度と余計な事はすんな、」





手が冷たい人は心が温かいのよ、ってシスターが言っていたのを思い出した。そう言えば、初めて見た棗くんの瞳は燃えるような赤だった。





「…あの、白崎……」





この学園に来てから、いろんな事を学んだ。そしてこの学園には、いろんな人がいる事って分かった。


1人でいる事を好む人。
誰かの悪口を言わなきゃ自分を守れない人。


優しくて温かい人。
1人で何かを抱えこもうとしている人。





「…あっ、流架くん…」





多分、流架くんや棗くんはそういう人達なんだと思う。


動物と遊んでいた流架くんを見て、やっぱり流架くんは優しい人なんだと思った。


そんな優しい流架くんが自分の意思で一緒にいる棗くんは、きっと流架くんには凄く優しいんだと思う。





「…えっと、あのっ…隣、いいかな?」





初めて流架くんに話しかけられた。棗くんがいない状態で。





「…白崎は、何で俺たちに構うの…放って置いて欲しいって言ったのに、」





棗くんほどではないけど、流架くんの口調はかなり強いものだった。






「…パートナーだから、」





そう言ったあたしに、流架くんは少し驚いた顔をした。





「…あたし、諦めるの嫌いだから……後で、もっとこうすればよかったのにとか、思いたくないの…今を精一杯生きたいから…」





拳をギュッと握って下を向いたから、流架くんの表情は分からなかった。





「…白崎は強いね…俺には、そんなことできない、」





数分の沈黙の後に聞こえてきたのは、流架くんのそんな声だった。





「…俺は、諦めてばっかだったから…、」





どこか辛そうに悲しそうに、そう言った流架くん。


その時にああ、この人は何か大きなことを抱えているんだって思った。





「…あたし、強いってのは、どんな時でも諦めなくて、奇跡を信じる人の事をいうと思うっ、」





あたしじゃ、流架くんの力にはなれないと思う。
助けられないと思う。けど、そんな顔見たくないよ。





「だから、だから、流架くんも、奇跡を信じて欲しい…
諦めないで欲しい……っ、」



「….…っ、」

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きざし(プロフ) - 以上がボードにてお送りしたメッセージです。先日は3月23日までに返信が欲しいとお伝えしましたが、退会されたということは、返信をする気自体がないと判断するしかありません。非常に残念ですが、本件をこちらでまとめた文章を公開いたしますので、ご了承ください。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - まとめには『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』と『開演ブザーは永遠に』の酷似している箇所を転記し、比較した内容を含みますので、あらかじめご了承ください。ご連絡のほどお待ちしております。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - ・2024年3月8日送信 再度のご連絡失礼いたします。 恐れ入りますが、3月23日までに上記の件についてご回答をお願いいたします。 期日までに返信いただけない場合は、誠に勝手ながら「盗作被害報告」として、本件をまとめた文章を公開させていただきます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - また、恐れ入りますが、当問題が解決するまでは現在載せられている『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』シリーズの全作品を更新・非公開・削除等はされないようにお願い申し上げます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - 「ほっしゃん-1」と、偶然では片付けられないほど内容が似ており、地の文・台詞共に、私が書いた文章を切り貼りしている印象を受けました。 お手数ではございますが、上記の件についてご説明いただけないでしょうか? (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未来 | 作成日時:2024年1月10日 11時

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