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「そうよ!邪魔よ!ルカ君と棗君の隣に座るなんて!」
「棗さん、今どかしますね」
どうやらあたしがいなかった1週間の間に、この人達はクラスのボスみたいな存在になったみたい。
遠隔操作のアリスの子に無理やり場所を移動させられる前に自分から席を立とうとした時だった。
「Aちゃんはそのまま席に座っててね──♡」
元気よく鳴海先生が教室に入って来た。
「遅くなってごめんね──♡
みんな、おはようございま──す!」
「「……」」
結局、鳴海先生の言葉には誰も何も言わなかったから、あたしはそのまま後ろの席に座った。
隣の猫のお面を付けた男の子から物凄い殺気を感じる。そう言えば、この男の子の声。どこかで聞いた事があるけど、どこだっけ。
「では、昨日言ってた棗君とルカ君のパートナーを発表します!」
そう言って、鳴海先生は黒板にチョークを走らせた。
「じゃあ、Aちゃん!2人の事よろしくねー!
そーいうことで、アディオース!!」
「……へ、」
黒板に書かれたのはあたしの名前。行ってしまった鳴海先生。騒ぎ出すクラスメイト。
「….…えっと…」
………あたしはどうすればいいんだろう。
「…白崎、Aです……」
「「………」」
「…あのっ、えと…」
「俺達に関わんな、目障りだ」
「…えっ、でも、鳴海先生が、パートナーにって言ったから、」
「……目障りだ、消えろ、」
「…えっ、あ、はい。」
教室から出て行く2人を、当時のあたしはただ見つめることしかできなかった。
「ゔゔ…ス、スミレちゃんっ、パートナー変わって……あれ、スミレちゃんは?」
「…正田さんなら親衛隊作るとか何とか言って、さっき教室出てったよ」
「ええぇ……」
自分の運のなさに涙が出そうになった。同時に猫のお面を付けていた男の子の言葉にカチンときた。
「……はあぁ……」
パートナーって何だろう。
お互いに助け合っていく、みたいな事なのかな。
だったら、あたし達は絶対にパートナーにはなれない。だって、一方通行なんだもん。
「…あのね、鳴海先生が呼んでるよ、」
北の森でサボってばかりの2人を呼びに来た。
「…一緒に行こう、」
あたしの方をチラっと見て動物を抱っこした流架くん。あたしの方を一切見ずに漫画を頭に乗せて眠りについた棗くん。
猫のお面を外した所を見たことがないから、どんな顔をしてるか分からないけど、きっと機嫌が悪いんだろう。
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きざし(プロフ) - 以上がボードにてお送りしたメッセージです。先日は3月23日までに返信が欲しいとお伝えしましたが、退会されたということは、返信をする気自体がないと判断するしかありません。非常に残念ですが、本件をこちらでまとめた文章を公開いたしますので、ご了承ください。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - まとめには『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』と『開演ブザーは永遠に』の酷似している箇所を転記し、比較した内容を含みますので、あらかじめご了承ください。ご連絡のほどお待ちしております。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - ・2024年3月8日送信 再度のご連絡失礼いたします。 恐れ入りますが、3月23日までに上記の件についてご回答をお願いいたします。 期日までに返信いただけない場合は、誠に勝手ながら「盗作被害報告」として、本件をまとめた文章を公開させていただきます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - また、恐れ入りますが、当問題が解決するまでは現在載せられている『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』シリーズの全作品を更新・非公開・削除等はされないようにお願い申し上げます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - 「ほっしゃん-1」と、偶然では片付けられないほど内容が似ており、地の文・台詞共に、私が書いた文章を切り貼りしている印象を受けました。 お手数ではございますが、上記の件についてご説明いただけないでしょうか? (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来 | 作成日時:2024年1月10日 11時