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アリス学園に入学してから半年が経って季節は春。季節の変わり目だったのか、風邪を引いてしまった。
初めて学校を休んだ次の日に教室に入るのは、やっぱり緊張する。
タッタッタッと軽快に走ってみた。なんだか今日は良い事が起こりそうな気がして、気分が良くなったから。
そう思ってたのに。気分と現実は、そう上手くはマッチしない。
「….…痛いっ、」
「…っつ、…前見て歩け、ブス」
ドンッ!と、曲がり角で誰かにぶつかってしまった勢いで後ろに転けた。
どうやらぶつかったのは同じくらいの男の子みたい。
「….…ごめんなさい、よそ見してて」
どう考えても、誰もいないからって廊下でスキップしていたあたしが悪いから謝った。
「…ちっ、」
男の子はあたしを睨んで舌打ちすると、後ろを振り返ってスタスタと走り去った。
「…あっ、零先生」
「お前か、こんな所に座って何をしている」
「…ぶつかっちゃったんです、男の子と…」
「そいつはどっちに行った、」
「…えっ、あっちだったかな…」
その後に教室へ入ったら、あたしがいつも座っている席に知らない男の子が座っていた。
「……ぃったぁ!ちょっと!痛かったんだけど!!」
「あんたが前見て歩かんかったんやろ!?」
「はあ!?そっちが悪いんでしょ!!」
その昔、2人の女がこの角でぶつかった。
それは思いがけない出逢いで、人はこれを運命と呼ぶ。
「……だれ?」
あたしが座っていた席に座っているブロンドヘアーの男の子は、どうやら転校生のようだ。
男の子の隣にチョコンと座った。1週間学校を休むと、こんなにも居心地が悪くなるんだ。
隣の男の子がこっちを見てる気がする。どうすればいいんだろう。そう思っていたら、扉が開いた。
教室に入って来たのは、猫のお面を付けた傷だらけの男の子だった。傷だらけの男の子を見て、クラスメイトの皆が騒ぎ出した。
「……大丈夫かな、」
「…あれって制御面だよな、」
「棗!大丈夫!?」
そんな中、あたしの隣にいた男の子が真っ先に傷だらけの男の子の方へ向かった。
「…心配すんな、ルカ」
クラスメイトを無視して、こっちに向かって来た2人の男の子。
あたしの座っている席に着いた時に、ようやくお面の男の子はあたしの存在に気づいたみたいだった。
「…邪魔だ。どけ、ブス」
男の子の口から出た言葉に空気が凍った。
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きざし(プロフ) - 以上がボードにてお送りしたメッセージです。先日は3月23日までに返信が欲しいとお伝えしましたが、退会されたということは、返信をする気自体がないと判断するしかありません。非常に残念ですが、本件をこちらでまとめた文章を公開いたしますので、ご了承ください。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - まとめには『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』と『開演ブザーは永遠に』の酷似している箇所を転記し、比較した内容を含みますので、あらかじめご了承ください。ご連絡のほどお待ちしております。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - ・2024年3月8日送信 再度のご連絡失礼いたします。 恐れ入りますが、3月23日までに上記の件についてご回答をお願いいたします。 期日までに返信いただけない場合は、誠に勝手ながら「盗作被害報告」として、本件をまとめた文章を公開させていただきます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - また、恐れ入りますが、当問題が解決するまでは現在載せられている『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』シリーズの全作品を更新・非公開・削除等はされないようにお願い申し上げます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - 「ほっしゃん-1」と、偶然では片付けられないほど内容が似ており、地の文・台詞共に、私が書いた文章を切り貼りしている印象を受けました。 お手数ではございますが、上記の件についてご説明いただけないでしょうか? (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来 | 作成日時:2024年1月10日 11時