学園生活編ー番外編 学園に来た女の子の過去話 ページ1
皆のはしゃぐ声。蹲っている自分。皆の楽しそうな声。声を殺して、存在を消す自分。
地獄だった。いつもみたいに教室に入ると、沢山の人の視線が突き刺さる。
教室って、こんなに苦しいところだったっけ。こんなに怖いところだったっけ。
静かに1番後ろから1つ前の席に座ったら、最初の頃にされなかった事が起こった。
「………痛っ、」
ガタンッ!!!、と座った瞬間に椅子が壊れた。
「ぷぷっ!」
「「あはははっ!!!」」
「今の見たー?」
「あー、いい気味!あんたムカつくのよねー!」
「そうそう!ムカつくの!いっつもムスッとしててさ!驚いた顔、面白かった!」
どうやら、クラスの誰かがアリスでやったみたい。椅子壊れちゃった。どうしよう。ぶつけたお尻を摩りながら立ち上がった。
「人殺しの堕天使ちゃーん」
「校長のお気に入りだって、危力系のお人形〜」
「ねえ、早く学園辞めてよ。落ちこぼれ」
落ちこぼれ。どこが落ちこぼれなの。あたしは星1つ、シングルだよ。
あなた達と同じなのに、どうしてそこまで言われなきゃならないの。
「ちょっとあんた達!何してんのよ!!」
目の前にいる女の子達を睨んだら、くるくるわかめ頭の女の子がこっちにやって来た。
物凄い形相で、あたし達の前まで来たくるくるパーマちゃん。
「限度があるのよ!
学園の物壊して良いわけないじゃない!」
そう言ってガミガミ怒鳴っている女の子。その子を無視して、1番後ろの席に座った。
「ごめんなさい、白崎さん。私たちやりすぎたわ」
「先生達に優秀って言われてるあなたのアリスが羨ましかったの。ごめんなさい」
この日を境に、最近少し変わったことがある。
「これ、使っていいわよ」
「……ぇ、……?」
くるくるわかめ頭のパーマちゃんが、やたらとあたしに絡んでくるようになった。
「……ありがとう、わかめちゃん」
「わ、わかめっ!?スミレよ、スミレっ!何度言ったら分かるのよ!!」
「……はい、これ。落ちてたよ、Aちゃん」
それから、あともう1人。
「….…ありがとう、棒読みくん」
「棒読み…?僕、心読みだよ…」
わかめちゃんと一緒にいる男の子も、やたらとあたしに絡んでくるようになった。
「はあ…あんたねー、少しは人の名前を覚える努力しなさいよ」
「……ごめんね、サクラちゃん」
「誰がサクラよ!!スミレ!!スミレ──っ!!!」
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きざし(プロフ) - 以上がボードにてお送りしたメッセージです。先日は3月23日までに返信が欲しいとお伝えしましたが、退会されたということは、返信をする気自体がないと判断するしかありません。非常に残念ですが、本件をこちらでまとめた文章を公開いたしますので、ご了承ください。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - まとめには『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』と『開演ブザーは永遠に』の酷似している箇所を転記し、比較した内容を含みますので、あらかじめご了承ください。ご連絡のほどお待ちしております。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - ・2024年3月8日送信 再度のご連絡失礼いたします。 恐れ入りますが、3月23日までに上記の件についてご回答をお願いいたします。 期日までに返信いただけない場合は、誠に勝手ながら「盗作被害報告」として、本件をまとめた文章を公開させていただきます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - また、恐れ入りますが、当問題が解決するまでは現在載せられている『星々の輝き、祈り。【学園アリス】』シリーズの全作品を更新・非公開・削除等はされないようにお願い申し上げます。 (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
きざし(プロフ) - 「ほっしゃん-1」と、偶然では片付けられないほど内容が似ており、地の文・台詞共に、私が書いた文章を切り貼りしている印象を受けました。 お手数ではございますが、上記の件についてご説明いただけないでしょうか? (3月11日 23時) (レス) id: f90a6ee570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来 | 作成日時:2024年1月10日 11時