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「かわい──っ！！
何その子！？あんたの子？」
「似てなくもないかも…」
蜜柑が男の子を指差す。
え…棗くんの子どもなの？
蛍ちゃんの言葉にキョトンとした。
言われてみれば少しだけ似てるかも、目つきとか。
「…棗くん、子供いたんだ、」
「…てめえら、燃やされてえのか……」
ひぃっ…棗くんが凄い勢いで睨んできた。あ、あたしは思ったこと言っただけなのに…っ
「あははっ！棗の子供とかマジ発想が面白れーよな！てか、A。子供は女がいねーと出来ねーからな？」
今のあたしは蜜柑の席に座ってるから必然的に隣にいるのは璃音くんなんだけど、あたしを見て意地悪な笑みを浮かべる…嫌な予感。
「…俺と子作りする？」
「っ！…し、しない…いらないっ！触らないで…っ！」
あたしのお腹当たりを触りながら言った璃音くんの手を払いのけた。その間に蜜柑は流架くんから男の子の名前を聞いていた。
「聖陽一、３歳。A組の子で棗になついてて時々B組に遊びにくるんだ」
陽一くん。可愛い名前。
それよりも何で璃音くんはそんなに触りたがるの。あとその手を離して、手を。
「棗になつくなんてめっずらしーっ！
よーちゃんゆうんやー！こっちおいで──！！」
「ダメよ〜！こんな人のとこいっちゃ〜！
おねーさんとこおいでー」
蜜柑はとスミレちゃんは陽一くんの前に腰を下ろした。後ろに立つ蛍ちゃんはヘンな子。とズバッと言ってた。
「棗と同じ“危険能力系”で。だから棗も、あの子の事は気にかけてるっていうか………」
この子が、危険能力系…？
色々と考えちゃって、少し真剣な顔をしてしまった。
「バーカ」
「ブース」
「ブーシュ」
「寄るなサル共」
「よりゅなサリュろも」
「…仲々いいコンビね」
棗くんの言葉をそのまま真似して言う陽一くんに寒気がした。この子、このままだと確実にグレちゃう。
「棗〜…こんなちっちゃい子に何てことを」
「棗君てばー…」
これって英語しか話せなかった人が初めて日本に来た時１番最初に覚えた単語がウザいみたいな事になっちゃうよね。
「あのっ、棗くん……
あんまりそういう言葉、教えない方が良いと思う」
「…あ？」
「Aの言う通りや！あかんで、よーちゃん。こんな奴んとこおったら！利用されてポイや。おねーちゃんとこおいでっ！」
蜜柑強い、凄すぎる。あの怖い棗くんの睨みをものともしないなんて。
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未来(プロフ) - 唐瓜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！私事ですが、更新が不定期になります。申し訳なく無いですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。応援の言葉を糧に頑張ってまいります！ (2020年6月6日 13時) (
レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - 面白くて大好きになりました！！これからも応援しています (2020年5月27日 23時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 楽しんでいただけているようで嬉しいです。これからも何卒、気長にお付き合いください^ ^ (2020年5月6日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 話読むごとに学園アリスのストーリー思い出して楽しませてもらいました…！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: 711d6ac2b7 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 応援ありがとうございます！これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します。 (2020年4月24日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2020年4月24日 1時
