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「悪いのは僕の方さ…本当にごめんね。出来もしない事をして期待させて…でも結果的に裏切った…」
────“本当に出来ないなら、できるって言わないで”
────“何をしたいのか分からないよ”
「君の言葉に僕は胸を鋭いもので貫かれたような衝撃を感じたよ。そして、大切なことに気づかさせてくれた。
…ありがとう、ありがとう」
────本当に、ありがとう。
その後。心の内を話してスッキリしたあたしは、部屋に戻ろうと立ち上がろうとしたけど先生に横抱きでベットに運ばれて、何故か今一緒にベットに入ってる。
「………？先生、あたし、さっきの部屋に戻れるよ？」
「蜜柑ちゃんの所には、彼女よりも早く起きて朝一番に部屋に戻ったらバレないよー。今はぐっすりおやすみ中だろうしね♡」
いやー…そういう事じゃなくて。横に視線を向けて先生の顔を見て話を振っても、先生との会話は全く噛み合わなかった。
「あのままだと今日は寝れなかったでしょう？いつもと部屋も違うし、何より蜜柑ちゃんが隣にいる状態じゃ」
確かにそうだけど。
いや、分かってたなら寮に…帰らせて欲しかったって。あ、しなかったのあたしだ…。
「こうしてるとなんだか懐かしいねー♡
前に一度だけ、一緒に寝た事があったよね〜」
「あ。あたしが熱を出した時の…」
「あの時はまだこの学園に来たばかりでAちゃん、色々と慣れてなかったからね」
そういえば、そうだった。まだこの学園に慣れてなくてろくに寝れない日が続いて到頭、熱を出してしまった事があった。
「…あの時の先生、必死だったなぁ」
よく覚えてる、学園に来たばかりの頃。先生はあたしの事を気にかけていた。しかも高熱を出したので、先生は凄く焦っていた。
「もし先生が、」
「ん？」
「“あの日”の事に、
責任を感じているのなら、それは違うよ……」
「……」
「あれは先生のせいじゃ、ない」
───あたしが初めて、この学園に来る事となった日。鳴海先生と初めて会った“あの日”。
アリスを持って生まれたあたし。物心がついた頃には、アリスを使いこなせていた。
“巻き戻しのアリス”。２年前、忽然と消えた
視界に入った対象物を元に戻す事ができたり触れた事により物の回復をする事ができるアリスだった。
あたしは後者で。施設にいた時は枯れた花を戻したり、壊れたおもちゃを直してたりしていた。
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未来(プロフ) - 唐瓜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！私事ですが、更新が不定期になります。申し訳なく無いですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。応援の言葉を糧に頑張ってまいります！ (2020年6月6日 13時) (
レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - 面白くて大好きになりました！！これからも応援しています (2020年5月27日 23時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 楽しんでいただけているようで嬉しいです。これからも何卒、気長にお付き合いください^ ^ (2020年5月6日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 話読むごとに学園アリスのストーリー思い出して楽しませてもらいました…！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: 711d6ac2b7 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 応援ありがとうございます！これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します。 (2020年4月24日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2020年4月24日 1時
