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「棗くんも流架くんのこと、すごく大切に想ってる。流架くんがいるから、今、ここにいる…そんな気がするの」
「…白崎」
「棗くんの親友で、ありがとう...っ！
だから、あたしも、友達になれた…っ
友達になってくれて、ありがとう…っ…」
「…っ…！！…こちらこそ、」
白崎は気づいてないかもしれない。
けど棗は白崎と出会って、少しずつ心の氷が溶けている様だった。
少しの間だけど棗が笑顔を取り戻せることができたのはきっと…白崎のおかげなんだろうな…。
…俺も棗も、白崎のおかげで自然と笑顔になるよ。
「なんだよあいつら。５人なのに張り切ってんなー」
「でも結構なめてたけど思ったより燃えねぇ？ドッジ」
「ルカくんと璃音さんいるし、これ以上むやみにアリス使うのも何かなー。それ以前にプライドが…」
「そんなの気をつければ大丈夫よ。もー、いや！
ねぇ、もうこの際ちゃっちゃとアリス使って終…」
「えっ、スミレちゃんっ！？」
スミレちゃんがバカン砲で場外に飛ばされた。
恨みを持った蛍ちゃんは、本気だった…。
ちなみにこの後、アリスを使う子達が極端に減ったのはアリスを使う奴は片っ端から処分されてたから。
刺されるとかゆくて、いても立ってもいられない
かゆかゆ吹き矢で暗躍していたからなんだって。
「あ──っ！」
「結局…いつまでたっても勝負つかねー…」
「おい！今日の所はもう引き分けだ。
次は違う種目でリベンジだからな！！」
「…！！！」
「でも、まぁ…たまにはこーゆーのもいーよなー」
終業のベルが鳴って、５対５のままゲームは終了した。皆、本気でやってたからあたしは勿論全員がバテてた。
勝つことはできなかったけど。
何だかクラスメートの絆が深まったような気がする。
最初は不安だったけど、何だかんだ楽しくもあった。
きっとこれを提案した翼くんはこういった事に気づいてほしかったのかな。
会った時に礼を言おうとあたしは決めた。
その時ふと、自分の喉が乾いたことに気づいた。
グラウンドから水飲み場はすぐ近くにある。
「蜜柑。喉渇いたから、水飲んでくるね」
「ほーい」
あたしは蜜柑の返事を聞きながら、立ち上がって水飲み場へ向かった。
「……棗は？」
「棗さんなら、さっき喉が乾いたって水飲みに…」
水飲み場へと歩き、目的の場に着くと既に先客が居るのが見えた。
「な…つめ、くん」
先客は棗くんだった。
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未来(プロフ) - 唐瓜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！私事ですが、更新が不定期になります。申し訳なく無いですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。応援の言葉を糧に頑張ってまいります！ (2020年6月6日 13時) (
レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - 面白くて大好きになりました！！これからも応援しています (2020年5月27日 23時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 楽しんでいただけているようで嬉しいです。これからも何卒、気長にお付き合いください^ ^ (2020年5月6日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 話読むごとに学園アリスのストーリー思い出して楽しませてもらいました…！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: 711d6ac2b7 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 応援ありがとうございます！これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します。 (2020年4月24日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2020年4月24日 1時
