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始業式の段 ページ2












玲人「A委員会入らないのー?」



『入んない。めんどい』



玲人「言うと思った。俺も入んなーい」



『ふーん』


『おやすみ、寝る』



玲人「ん、おやすみ」



伊作「A、玲人、始業式始まるよ...って」



玲人「A寝た」



伊作「今すぐ起こしなさいッッ!!!」



『善法寺、うさーい』



伊作「しょうがないでしょ、これから始業式なんだから」



『玲人ー』



玲人「はいはい...」





俺の移動手段は3つある。



1、おんぶ。


2、引きずられる。


3、自分で歩く。



この3つの中だったら1が1番いい。



動きたくない、疲れたくない。と言うことで玲人が俺のタクシーでーす。





仙蔵「やっと来たか、は組」



伊作「ごめんごめん、仙蔵」



仙蔵「どうせAだろ?」



『眠』



玲人「お前1番前な」



『は、?何で』



玲人「チビだからに決まってんだろ。お前伊作より小せぇんだぞ?」



『......小さくない』



玲人「小せぇだろーが。ほらさっさと前行け」



『チッ』





1番嫌...



目立つじゃん、分かる?


しかも、隣立花だし。寝れないの。後ろ善法寺だし。


1年どんな奴だろ...



ま、関係ないか





学園長「それでは解散!!」





あれ、終わってた。



早くない?もしかして俺寝てた?...あれ





玲人「お前寝てただろ」



『何か気付いてたら終わってた』



留三郎「寝てたな」



『起こしてくれても良いじゃん』



仙蔵「起こしたら絶対不機嫌になると思ってな」



『ま、そーだけど。ん』



玲人「はいはい、っと」





やっぱ玲人の背中落ち着く...



俺よりずっと大きな背中。でも何処か寂しげな...


まぁ、良いか。寝よ

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作者名:霧-fog- | 作成日時:2024年1月15日 19時

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