【成り代わり】転生したら普通で有名尾白くん【ヒロアカ】 (ページ4)

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中学校(飛びすぎ) ページ4

さて尊いやらなんやらでいつの間にかもう中学三年生だ。はええなおい

尻尾もありえないほど屈強になった

ちなみに相変わらず出久と勝己は仲が悪い。昔、純粋で良く一緒に遊んでいたので心が痛い

あと俺に原作意識して出久庇わない行動に出るのは無理だった。俺の決意弱すぎ問題

そしてもう一つ大事なのが、俺の前世の記憶がほんの少しずつだけれど薄れてきていること

先生「えーお前らも三年ということで！！本格的に将来を考えていく時期だ！！」

先生「まあ、だいたい皆ヒーロー科志望だよね」

もうそんな時期かよー…受験したくねーなー

勝「せんせー「皆」とか一緒くたにすんなよ！」

勝己、お前はいつまでたっても問題児だな

お前がいらん事を言うから面倒くさいことになるんだぞ

先生「そういや緑谷と尾白もヒーロー科志望だったな」

先生が言葉を放った瞬間、一瞬だけクラスの空気が止まり、緑谷の方を見て噴き出した

「尾白ならまだしも!!!」

皆、誰かをけなす時だけは一丸となる

「緑谷は無理っしょ!!!」

本当にそういうところだぞ

出「そっ…そんな規定ないよ！前例がないだけで…」

勝「こらデク!!!」

まずい感傷に浸ってる場合じゃない！早く仲裁しないと

ぼーっとしてんじゃねえよ！それでも教師か！

勝「‘没個性‘どころか‘無個性‘のてめぇがあ～！何で俺と同じ土俵に立てるんだ!!?」

猿「おい！その辺にしておけよおまえら！人として恥ずかしくないのかよ！」

勝「てめえもだ尾白！そんな尻尾が生えてるだけの没個性でどうやって雄英にはいんだよ！」

出「僕らの小さいころからの目標なんだ…それにその…」

出「やってみないと分からないし…」

ねえまって緑谷、それフォローになってないから

勝「なァにがやってみないとだ!!!受験記念か!!!」

勝「てめえらが何をやれるんだ!?」

猿「…そうかもな」

本当に小さな声でつぶやいたそれは、クラスの喧騒にかき消された

確かに幼馴染の緑谷さえ守れない俺はヒーローにはなれないかもな

あーーーー！今日も今日とてめんどかったーー！！！

やっと放課後だよ！！！

今日家に帰ったらトレーニングしてそれから…

猿「出久、帰ろ」

出「うん！」

勝「話まだ済んでねーぞデク」

猿「おい勝己、それは出久のだろ」

出「いっ良いだろ返してよ!!」

「あーーーーーーー!!?」

あー…またなんもできなかった

出久は結局脅されて怖い思いをしたし

ノートはボロボロ

お前の言う通りだよ、勝己