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『うっわ、なんで』
TH「うわーい！
また会えたね？
案外赤い糸で結ばれてるのかな、
俺たち」
グクとのデートの日が決まったので
それに合わせて服なり化粧品などを
買い揃えて
ついでにお給料が入ったために
新しいカフェで
美味しそうなケーキを食べてたら
目の前にキム・テヒョン。……さん。
テヒョンさんは一緒に居た女の人に
TH「もういいから帰って」
と冷たくあしらって
わたしの真ん前の席に座った。
その席に座るの、私、許可して、ません。
TH「こーゆーオシャレなカフェで
1人でくるってどんな気持ちなの？
メンタル強いよね、Aちゃん」
ケーキが食べたいから
ただ食べてるだけ、なんだけど。
TH「友達いないとか？
あ、でももう俺らは友達だもんね？
うわぁ！
もしかして俺がAちゃんにとって
最初で最後の友達？！」
友達ならいるし。
なんで勝手にボッチだと思われてんだ。
否定するのもめんどくさいから
ひたすら放置。
TH「ねぇ、一緒に写真撮ろう」
『…は？』
TH「いくよーっ、1〜2〜3っ！」
勝手に撮られたセルカ。
私真顔だったけど。
話の順番とか色々おかしいよね？
この人ほんとぶっ飛んでる。
TH「いひひっ、
で、グクとどこまでしたの？」
…した？なにを？
TH「グクの夜って
想像がつかないんだよね
やっぱ激しいの？」
……………………………あ、最低だ、この人。
『……してません』
TH「ん？」
『だから、私達まだそーゆうんじゃ』
TH「えぇ？！」
うるさ。
鼓膜、破れる。
TH「…うそ、でしょ」
あなたの発言の方が
嘘でしょって感じだわ。
失礼にもほどがある。
TH「大事にされてるんだね、Aちゃん」
何故か感動してるテヒョンさん。
感情の起伏が激しいな、この人。
TH「でも恋愛って
ある程度のスリルが必要じゃん？
ちゃんと人生の先輩、
テヒョンオッパが
Aちゃんの為に準備してあげるからね」
…最後のウインクはなんなんだ。
しかもスリルってなに？
きっとロクなことじゃない。
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年5月23日 23時
