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32. ページ14

心臓が音を立ててうるさい。

グクは私が好きらしい。

ニヤつかないように必死に表情管理。

ニヤついたらお前まじできもいっていう
ありがたいユンギ先輩の言葉を思い出す。









JK「じゃ、えっと、もう、寝るね、
おやすみ」






オロオロと
ビールを片付ける
隣のベランダにいるグク。






その大きい背中を見て思う。







グクはわかってたんだな。





私が背伸びしてジミンと付き合ってたこと。






…………グクはジミンを優しいって言うけど。









全部わかってても
こうやって周りくどいやり方で
私に近づいてくれたのは
グクなりの「優しさ」なんじゃないの?









『あさって暇?』




JK「……あさって?」





『大家さんのお父さん、
もう84歳くらいなんだけど、
小屋裏の屋根を直すんだって。
手伝ってくれたら
スイカ丸々食べていいって言ってくれて』





JK「…うん?」





『一緒に手伝いに行こう?』





そう言ったら何故か
グクは両手で自分の顔を隠す






『どうしたの?』






JK「今喜んでるところ」






『喜び方、独特だね?』






JK「あさって、空いてる。
……今週中に
もう一回Aに会えるなんて
幸せ」





顔を隠したままグクが言う。

うん、隠してくれてありがとう

その言葉を聞いて
私も今顔真っ赤だから







『おやすみ』






逃げるようにしてベランダから中に入る。









そういえば
ジミンが私に対して
幸せ、なんて言ってくれたことって
あったっけ。

私ばっかり
ジミンに幸せって言ってた気がする。









.

33.→←●13.JK●



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設定タグ:BTS , ジョングク , グク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時

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