最近よく会うアノヒト１【JK】 (ページ30)

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TH「おいひい」

『食べ終わってから話してください』

洗濯物を干しながら、
いったい何がどうして
こんな事態になってるんだと
自問自答。

せっかく晴れた天気のいい日。

現れたのは
子供みたいな
正体がよくわからない得体の知れない
テヒョンさん。

頼むからグク帰ってこないかなー。
てか、グク昼は寝てるって言ってたのに

今何してんだろう。

どこにいるんだろう。

最近私の周りにはイケメンが集まる。

こないだはジミンが家に来て

隣にはグクが住んでて

そこに居候するテヒョンさん。

ジミンはどんよりした曇りが似合う

テヒョンさんは今日みたいな
晴天のお昼の空

グクを天気に当てはめるならなんだろう。
毎回夜に会うからか
夜の暗いけどキラキラしたイメージ。

TH「てれれーれ、てれれれーれれれ
って曲知ってる？」

……は？

『はい？』

TH「あれ？知らない？mvは見た？」

『何の話ですか』

TH「うわぁ、Aちゃん
グクのこと何にも知らないんだね」

目を丸くさせてテヒョンさんがいう。

Aちゃん
グクのこと何にも知らないんだね

なぜかその一言に

ぐさっと心がえぐられるような

視界が真っ白になるような

クラクラっとするような

ノックアウトされたような

そんな気分になる。

TH「Aちゃんは
グクのことあんま
知らないけど

グクは相当
Aちゃんのこと
知ってるよ」

『はい？』

TH「新曲聴いたら驚くんじゃない？
あ、なにこれ！素敵っ！ってなるよ」

さっきからテヒョンさんの
言ってる意味がわからない。

TH「馬鹿だよね。
売れっ子なのにこんな
セキュリティーの低いマンションに住んで。
意識低いと思う。
って、俺が言えることじゃないね。
今俺宿なしだし」

新曲？売れっ子？
なんのこと？

TH「ご馳走さま。
euphoria で、調べてごらん」

『え？』

TH「ちゃんとグクを知ってほしい」

テヒョンさんはそれだけ言って
私の家から出ていった。

euphoria

テヒョンさんのバカ。
さっぱり意味わかんないよ

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