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29. ページ29
テヒョンさんと
関わらないっていう
グクとの約束を
私は簡単に破った。
そうさせたのはテヒョンさんだけど。
昼の講義が終わって帰宅。
洗濯してたら
ドアをドンドン叩く音がして。
扉の前にはテヒョンさん。
TH「Aちゃんが開けてくれるまで
ずっと叩くからね！」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
うるさ。
それでも放っておくと
今度は体育座りして
私の家のドアの前に座ってる
不貞腐れたような
拗ねたような表情全開。
子供かよ。
てか
この人暇人か。
仕方なく扉を開けると、
ぱあってわかりやすく明るくなる表情。
『なんなんですか』
TH「いひっ、
お腹空いたからなんか食わせて」
…………。
ほぼ初対面ですよね？私達。
怖いんだけど、この人。
『冷麺なら。ありますけど。』
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年5月18日 22時
