喋る鳥 ページ9
side：A
どうも、A・グラオノーラです
今、とてつもなく暇してます
ということで、エジプト来ちゃいました。いえい。
いや、厳密に言うとアヴァロンからは出れないから使者のハクトウワシのホワイト君にお願いして千里眼の補助、声を届ける役割を担当してもらってまーす。
『ピ』
うーん、やっぱり砂漠(鳥語)
しかしいくらハクトウワシとは言え鳥は鳥。少々飛び疲れた模様。
『ピピ』
あの辺にとまろう
と選んだ場所は神殿っぽい場所の近くの木の枝。
するとどうだ、神殿にいる色白赤髪の少年にばれたじゃないか。マジか
「きさま、このあたりではみないとりだな！」
『ピュー…』
はぁ、そうですか…
「うむ！そのようなみためのとりはよはみたことがない！」
『ピ…！』
マジか、このガキ鳥語わかんのか！
「な、が、がき、だと！？」
『ピ』
うわ
「うわ、とはなんだ！！きさま、つぎのおうにむかっていま『がき』だとか『うわ』だとかいったな！？」
うわ、ヤバいことした。ホワイト君が消される
「む…？きさま、さてはとりではないな？」
『ピピ』
ずいぶん勘がよろしいようで。
「とうぜんであろう！おうのなかのおう！ふぁらおのなかのふぁらお！…になるよていなのだからな！！」
『ピヒョー！』
うんうん、夢はでっかい方がいい！
「しかし、もうすこしちこうよれ。きさまのきれいなめをもっとみたい」
『ピ、ピ…？』
その、細い腕に止まれと…？
「な、きさま、さっきからよのことをばかにしすぎだ！！」
『ピヒョ』
だって事実じゃん
「こ、これからせいちょうしていくのだ！！」
『ピ〜』
おぉ〜(ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ)
「だから、はやくちこうよれ！」
そろそろいいかな(バサッ)
「うむ、やはりきれいなめをしている」
『ピッ』
それはありがとうございます
「して、きさまはなにものだ？」
『ピ』
あ
「どうした？」
『ピ、ピピ…』
いや、今気付いたんですが…
「どうした、もうしてみよ」
『ピ』
鳥をそんなに信用していいんですか？
「なぜだ？」
『ピッ、ピピピ』
あっダメだこの次期ファラオ、ちょっとおバカさんかもだ
「なっ！？」
『ピッ』
あっやべっ
「ラメセスー？」
『ピピピ』
ほら、お迎えですよ次期ファラオ
「むぅ…もっとはなしたいが…」
『ピピ』
明日も来ますから
「む…ならばよし！あすもよにあいにこい！！」
ーーーーー
ショタマンディアス
最近の楽しみ
鳥と喋る
続く
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作者名：わい型のきのこ | 作成日時：2017年12月13日 3時
