今度こそ集会を ページ46
side：ギルガメッシュ
『ん…ぅん…』
「目が覚めたか」
『ええと…、私…？』
「今は気にするな。それより、体の方は無事か」
『うん、もりもり元気ッ…あたた…
ちょっとふらふらする…』
やはりまだふらふらで痛むか。
「姉上、座れ」
『うん…』
我の右の席に座ろうとする。
そうはさせん。
手を引っ張り我の椅子に座らせる。
しかし椅子に座ってもまだふらふらしている。
「はぁ、全く貴様は…」
そう言って、右手で腰を引き寄せる。
『えっ、ちょっ、なっ///』
勢いでそのまま密着し、我が抱いているような体勢になる。
ついでに左手は後頭部に回した。
「なんだ？」
そう言って、我はニヤリと笑う。
「言いたいことがあるなら申してみよ。我が許す」
『…………右からの威圧が』
「なに、気にするな。強いて言うなら己がふらふらなことを後悔しておけ」
そう言えば、Aの武装は腹が出ていたな。
腰に回している手をさりげなく服の隙間に入れる。
本人は気付いていない。
「ラムセウム……！！！」
「抑えてくださいライダー！！」
何やら宝具を展開しようとしている。
まあいい。
我は左手を後頭部からずらし、髪を一房掴み我の鼻へ近付ける。
落ち着いていて、しかし華やかな香りがする。
「ふむ、やはりAはいい香りがするな。実に我好みだ」
『なっ///』
あたふたと慌て出す。
やはり愛しい。
このままどこか、誰も居ない場所に連れ去り、永遠に２人で一緒にいたい。
誰の目にも触れさせたくない。
我以外の誰も見ないで欲しい。
「ちょーっとー？？」
「なんだ、駄女神」
「今皆で話してる途中なんだけど！！堂々といちゃつかないでくれない！？」
ちっ、邪魔が入った。
「ふん、このようにふらふらなのだ、仕方がなかろう」
「無 駄 な 動 き が 多 い ！！」
「A、我にもたれていろ」
『え、でも…』
「早くしろ。我を待たせる気か？」
『う、ううん』
そう言い、おとなしく我にもたれた。
ーーーーー
作者ちゃんからの補足説明。
椅子の大きさは言峰教会の椅子の横幅が半分位の大きさ
普通サイズだったら
この話なにいってんだ
ってなりますよね、それ私も思います
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作者名：わい型のきのこ | 作成日時：2017年12月13日 3時
