天然たらしのお菓子な物語 (ページ6)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:3,410 hit

5話ページ6

Aside

あれから何事もなくわたしたちはホールケーキアイランドに戻った

　オーブン「あ、そういえば

　変な男からなんかもらってなかったか A」

　そのまま、忘れてくれてたらよかったのに

　溜め息をぐっと噛みしめあれを取り出した

　『これですよね』

　珍しいからかママは興味津々で

　ビッグマム「これはなんだい」

　と聞いてきた

　えぇ説明、すごくめんどくさいんですよ

　『これはシルバーブレッドといって、わたしたちの実験の成果です』

　すると

　クラッカー「じゃあなんでそれを渡したんだ？

　今までがんばって実験してたんだろ

　というかなんの実験してたんだ？」

　なんでクラッカーさん、そこまで頭よくなかったはずなのに

　『簡単ですよわたししか使えないんです

　いや違うかただわたし以外成功しなかったんです

　実験の内容は

　人の修復.分解怪我を負っても死んでも一日以内なら再生可能』

　みんな息を飲んだ

　まあ仕方ないですよ

　ビッグマム「マンママンマ俺は随分面白いものを拾ったみたいだな」

　びっくりしてわたしは勢い良く顔を上げた

　『あの、それだけですか…

　気持ち悪いとは思わないんですか？』

　怖いとは思わないだろうけど、蘇生出来るんだよ

　なんで気味悪がらないの？

　クラッカー「あのなぁ俺達は仲間なんだ

　そんなことで気持ち悪いとか思うわけねえだろ」

　今までそんなこと、言われたことなかったのに

　視界がぼやけた

　『あ、ありがとう…ございます』

　シャーロット家の姉たちは頭を撫でてきたり、抱き締めたりしてくれた

　すっごく温かかった