10.さよなら ページ10
『…っ岩田、くん』
岩「…用事って、臣だったんだ。」
静かで
声のトーンが低めで
すごく
すごく
怖い…。
『い、いきなり電話きて…
家に来るって言われて、
電話、切られちゃって…』
岩「…俺より、臣なの?
ってか、こんなこと聞くのがおかしいよな、
俺ら友達だし…苦笑」
なんで…。
そんな無理矢理わらわないで…
『…ごめんなさい』
岩「…まあ、臣のこと好きなら応援する!」
『…え?』
岩「てか、付き合ってたんだw
俺、全然知らなくて笑
家になんかよんじゃってごめんなっ苦笑」
ちがう
ちがう
『ちがっ』
岩「臣、俺なんかよりめっちゃいい奴だし
すっげえ信用できる!俺が保証する!
あー、やっぱ俺帰るわ!」
まって
ねえ、お願い
行かないでっ!!
…
でも
『…じゃあ、またね((苦笑』
岩田くんを諦めれるなら
こんな辛いこともないんだよね、
岩田くんに諦めがつくなら、
そのほうがいい。
私にとっても、岩田くんにとっても。
さよなら───…。
岩「じゃあな」
『…ばいばい』
岩田くんの背中は
すごく
すごく
切なくて、悲しくて
今にも泣きそうだった。
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作者名:ゆいちぇる | 作者ホームページ:http://onlyyou.youchel
作成日時:2014年11月2日 2時