1.ブサイク少女 ページ1
富永ゆうな。
高校2年、17歳
小学校、中学校、高校、
今までブスと言われ続けてきた私。
お世辞でも可愛いと言われたことがない
ダサくて、もさもさ頭で丸メガネ。
絵に描いたような典型的なブス。
そんな私でも
"恋"をしました────…。
ーー
それは3日前の新学期のこと。
私が廊下を歩くと、
ざわざわするいつもの光景
なにも1年の時と変わらない。
悪い意味でね?
こそこそ聞こえる"ブス"という単語
そんな言うなら見ないでよ。
これが私の本音
私の学年に、
私立の名門校から編入生が7人も来た。
片岡直人 A組
小林直己 A組
山下健二郎 C組
ELLY C組
登坂広臣 B組
今市隆二 B組
岩田剛典 B組
私→B組
私の学校はすっごく小さくて3クラスしかない
はあ、こんなイケメンたちにも
ブサイクと呼ばれるんだろうな
あと2年間。
そう思っていた────…。
「みて〜、まじメガネきもい笑」
「ブサイクww」
臣「メガネ?」
隆「誰それ?」
岩「あのこ?」
そういって近づいてくるイケメンたち。
臣「名前は?」
『富永ゆうなです…』
隆「へえ、普通にかわいいじゃん」
は?なにこの人たち
ブサイクだからってバカにしにきた?
岩「メガネ外して、髪綺麗にしたら絶対かわいくなると思うけどな〜」
『私…ブサイクなので、そんなことしても無駄なんですよ』
岩「はあ?笑 ちょっときて」
連れて行かれたのはトイレ
岩田剛典。
女子トイレにずかずか入るとは…
恐ろしい。
そして、
髪をセットされメガネ外された
ざわざわ…
ほら、ざわついてる。
「かわいい!」
え…
"かわいい"って…
私が?
岩「ほら、鏡」
『…だれ』
鏡に映る私は
本当に別人で
一瞬、かわいいと言ってしまいそうだった
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作者名:ゆいちぇる | 作者ホームページ:http://onlyyou.youchel
作成日時:2014年11月2日 2時