寮長の本音 ページ13
空き教室
リオ「すみません！手伝ってもらっちゃって・・」
リ「いや、構わないよ」
ただでさえ忙しいのに
リオ「凄いですね！寮長は」
リ「僕が?凄い？」
リオ「はいっ!寮長って忙しいのにわざわざ手伝ってくれて」
リ「・・・・少し話してもいいかい？」
話?
リオ「はい」
リ「僕の家は厳しくて遊ぶ暇もなかったんだ
だけどトレイとチェーニャが連れ出してくれて・・トレイの家はケーキ屋さんでそこで食べてみたかった苺のタルトを食べたんだ。
すごく美味しかった、僕は時間を忘れてタルトを食べた。お母様にそれがばれてすごく怒られて遊ぶ時間も没収された」
リオ「っ!」
リ「お母様は偉い人だからお母様が正しいんだだからお母様の言うことさえ聞いていれば」
リオ「それは寮長の本音ですか？」
リ「え?」
リオ「寮長は本当にそんな事思ってますか？いっぱい苺のタルトが食べたいんじゃないんですか？いっぱい遊びたいんじゃないですか？」
リ「僕は・・」
リ「本当はいっぱいタルトが食べたいし、もっとお友達が欲しい、もっとトレイとチェーニャと遊びたかった」
リオ「我慢しなくていいんですよ。泣きたいときは泣いていいんですよ」
リ「・・うわぁーーーん!もっと遊びたかった!もっとお友達も欲しいよ！わぁーん!」
リオ「じゃあ私と友達になってくれませんか？」
リ「僕と？こんな僕でいいの？」
リオ「こんなじゃありません。寮長だからこそなりたいんです」
リ「ありがとう。法律も少し緩めるよ」
リオ「ふふっところで放課後は空いてますか？」
リ「放課後?空いてるよ」
リオ「良かった!じゃあ放課後に校門前に」
リ「分かった」
そんな事があったらなおさらだ
パーティーを楽しんで欲しい
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作者名：ルカ | 作成日時：2020年7月25日 23時
