DEMIGOD WARS [3]

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RM SIDE






Aの母親テティスは
やっぱり想像していた通り、いや
想像を遥かに超えた美しさだった

アフロディテとはまた違う、
"女性"としての美しさというより
"母"としての美しさ…





さすがは、海の女神






手を広げたテティスの胸に
Aはまっすぐ飛び込んだ




A｢お母さんっ!｣

ﾃﾃｨｽ｢いつもあなたのことを、海から見守っていたのよ。お父さんが亡くなってから、一人で寂しかったでしょう?
本当に、よく立派に育ってくれたわ｣

A｢私、分かってた!
海に行ったらお母さんがいる気がしてた







…いつも守ってくれてる気がしてた

だから、寂しくなんかなかったの!｣









ﾃﾃｨｽ｢私は、神としては何の権力もなく
海水を通してあなたに
力を伝えることしかできなかった…

何もしてあげられなくてごめんね｣


Aは大きく首を振る


A｢海の力は…何度も私を助けてくれたわ

それに…





大好きな仲間と一緒だったから、大丈夫！｣






Aは振り返って、俺たちを見た






ﾃﾃｨｽ｢ふふっ、そうみたいね!｣

ｱﾎﾟﾛﾝ｢ゼウスよ、デミゴッド達の活躍は
大変大きなものであった。神界と人間界を
救ったのだからな!

オリンポス12神のデミゴッド達には
神器を授けたが、やはり今回の立役者は
Aではないかね?

彼女に何か、褒美でもやってはどうかね?｣




ｾﾞｳｽ｢そうだな…ではA、
お前の望みを申してみよ

私にできることなら、なんでも叶えてやろう｣






ゼウスにできないことなんて
あるわけないのに







A｢なんでもいいんですか?｣

ｾﾞｳｽ｢もちろんじゃ｣

A｢じゃあひとつだけ…









お願いがあるんですけど…｣









＊









＊









＊









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