DEMIGOD WARS [3]

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JIMIN SIDE





ｾﾞｳｽ｢まずは、アフロディテの"鏡"だ｣



ゼウスがそう言うと、ジンヒョンが
おもむろに一歩前に出る



ｼﾞﾝ｢お初にお目にかかります
アフロディテの息子…ジンと申します

この"鏡"が…
私の母の、神器でございます｣

丸い手鏡を取り出したジンヒョン

ﾗﾌﾟﾓﾝ｢あれ、ヒョンの鏡は割れたんじゃ…｣

ﾎﾌﾟ｢俺がいるっしょ?｣

ﾗﾌﾟﾓﾝ｢あぁ…なるほど!｣

ｾﾞｳｽ｢…ジンよ。

お前はこの旅で…何を学んだ?｣








ｼﾞﾝ｢…真の"美しさ"を知りました

それは見かけでも性格でもない…
そして、誰かが判断していいものではなかった

"嘘偽りのない、まっすぐな心"こそ
…本当に、美しいんですね｣




今、鏡に映るジンヒョンは
本当に美しい顔をしていた




ｱﾌﾛﾃﾞｨﾃ｢…やっと気づいてくれたのね
その神器は、嘘を嫌い、真実を見抜く…

ジン…あなたはやっぱり美しいわ｣




たくさんの神のなかでも、一際輝いて見える
美しい女性が、立ち上がる

彼女が…美の女神アフロディテ

ｼﾞﾝ｢……………母さん?｣

ｱﾌﾛﾃﾞｨﾃ｢会いたかったわ｣

ｼﾞﾝ｢…なんて…"綺麗"なんだ｣






…そこは、"美しい"じゃないんかい！







ｾﾞｳｽ｢さて、次はヘルメスの"空飛ぶ靴"｣



ｼｭｶﾞ｢それはここに。｣



シュガヒョンは足を上げて
履いている靴を見せた



ｾﾞｳｽ｢はははっ!まさか、履いてくるとは｣

ｼｭｶﾞ｢プー○のシューズみたいで
かっこよかったんで…羽はちょっと
ダサいっすけど。｣

ｾﾞｳｽ｢さすが、流行に敏感なお前の子だな
…ヘルメス｣




ﾍﾙﾒｽ｢おい、神器にダサいとかいうなよ!
昔はそれが流行ったんだっつーの｣





ｼｭｶﾞ｢あー、父さん…?｣





神様にしては珍しい、黒髪の男性が
現代口調でツッコむ

ﾍﾙﾒｽ｢…会いたかったぞ、我が息子よ｣

ｼｭｶﾞ｢いい趣味してんじゃん、その髪型｣

ﾍﾙﾒｽ｢実は、お前の今の髪型を真似てみた｣

ｼｭｶﾞ｢うわ、まじかよ!
親子で同じ髪型とか…キモいだろ｣

ﾍﾙﾒｽ｢だってイケてたんだもん、その色。
わざわざアジアにひとっ飛びして
染めたんだからな｣

ｼｭｶﾞ｢…まぁ、さすがに似合ってはいるけど｣

なんか、普通の親子の会話みたい

そしてやっぱり、シュガヒョンのお父さんは
おしゃれな方だった







ｾﾞｳｽ｢ヘパイトスの"槌"は、誰が持っておる?｣






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