DEMIGOD WARS [3]

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RM SIDE




ﾊﾃﾞｽ｢…さっきから、"仲間"だのなんだの
うるさいんだよ

小娘が私に楯突くとは…
本当に、身の程知らずだ

いくら一緒につるもうが
結局最期は、"一人"…
冥界に来るときは、誰もが"一人"だ








そろそろ、決着をつけようか、お嬢さん
次に会うときは…








冥界で。｣









ギュッ…









鈍い音がして、何かが握りつぶされるような音









A｢…っ、くはっ…!うぅっ…｣

ｼﾞﾐﾝ｢Aっ!｣

ついにAは血を吐いた

ﾎﾌﾟ｢このままじゃ、本当にっ…
Aの身が持たないっ｣

ｸﾞｸ｢水…何か液体があればっ｣

V｢さっきので、お酒のストックはもうないよ!｣

RM｢ごめんっ、Aごめんっ!｣

俺にはもう、罪悪感しか残っていなくて
謝ることしかできない

A｢はぁっ、はぁ…｣

自分の口から出た血を見て









Aは、笑った









ﾊﾃﾞｽ｢な、なんだ…｣


A｢ふふっ…ほらやっぱ、り…
っ…あなたは私を、殺せないっ｣


ﾊﾃﾞｽ｢…｣









V｢…A、大丈夫?｣

ブイにささえられながら
ゆっくり立ち上がるA

A｢ブイ…剣貸して…｣

V｢へ？…あ、うん…｣

言われるままに、ボールペン型の剣を渡すブイ

Aがカチリとボールペンをノックすると
シュンっと刃が出てくる

V｢でもA、それで何を…｣









シュパッ









RM｢…っ、え!?｣

A｢はぁ、はぁっ…｣

一瞬だった

彼女は、自分の左腕を切りつけ
一筋の赤い線を作った






その切り傷からは、ドクドクと血が流れ
このままじゃ出血多量で死ぬんじゃないかと
思うくらいで…







ｼｭｶﾞ｢何やってんだよ!｣









A｢血、汗、涙………

私の全てを捧げてでも









大切なものは、絶対に守り抜くっ｣









Aの右手が、左腕の傷口に触れると
流れ出ていた血は



みるみるうちに、透明になる









ﾎﾌﾟ｢わ…嘘でしょ?｣

ｼﾞﾝ｢なんて、美しいんだ…｣









A｢私はっ、海の女神の子…

この身体には、その"血"がしっかりと
流れているのよ｣

その言葉の通り、Aの傷口からは
水が流れ、床がどんどん水浸しになっていく





ｼｭｶﾞ｢やべーぞ…このままじゃ…
この部屋が海になるんじゃねぇか?｣





ﾊﾃﾞｽ｢…な、何をする気だ…｣








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