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Aside
“迎えに行くから待ってて”
スマホにこのメッセージが送られてきた瞬間、心臓が大きく跳ねた。
会えるんだ、って喜びと
今まで通りにいけるのかな、って不安と。
どうしようどうしようと思いながら、とりあえず自分の物をパパっと片付ける。
.
少しして、剛さんが帰ってきた
『お仕事早かったね。あのね剛さん、』
剛「ふふ、分かってるよ。下の駐車場で待ってるから。行っておいで」
『…剛さん、』
嬉しさとか、不安とか、色んな感情がぐるぐるして泣きそうになる。
そんな私を宥めるように、剛さんは優しく抱きしめてくれた。
剛「大丈夫。大希は怒ってないよ。
…あと、ありがとうね」
『え、？』
剛「利用って形でも、俺の事見てくれて嬉しかった。やっぱりまだ好きだよ」
『、ありがとう。ごめんね、利用とかして』
剛「いいの。俺は嬉しかった」
『ふふ。料理絶対教えてね？』
剛「もちろん。…最後にちゅーしていい？」
『いいよ、』
これが剛さんとの最後のキス。
甘くて優しいキスだった。
剛「ありがとう。じゃあね」
『うん。お世話になりました。』
玄関で手を振って別れる。
エレベーターで何度も深呼吸を繰り返す。
ロビーを抜けて、外に出て曲がって
そしたらすぐそこには
.
大希side
大希「おう」
『お迎えありがと』
大希「全然。よし、帰んべ」
『はーい』
Aは思ったより普通だった。
なんかもうちょっと、気まずくなんのかなーとか思ってたけど。
いつものように助手席に座ったA。
でも、家に帰るまで一言も喋らなかった、喋れなかった。
.
家に着いて、手洗いうがいを済ませてリビングに行く。
先に終わらせたAはソファに座っていた。
隣に座る。
大希「A、、まず、ごめんな」
『うん、』
大希「全部話す」
そこで鈴木さんの話と
Aのためにと思って1夜過ごしたことを話した。
そして今まで会いに行けなくて悪かったと謝った。
大希「Aのことが好きで好きでたまんなくて、隣にいてくんねーと困るっていうか、
とにかく不安やった。ずっと1人でいることがこんなに寂しいなんてな。
…こんなクズでダメダメな俺やけど、傍にいさせてくれん？」
Aは俯いてたけど、ゆっくり顔を上げた
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奈緒(プロフ) - いつも読ませていただいていました。あの番組の後にプロポーズ言葉も含め素敵ですね！家族になってからの2人ぜひみたいです！ (2021年3月25日 17時) (
レス) id: c647214535 (このIDを非表示/違反報告)
go_ag_uk(プロフ) - いつも更新楽しみに読んでおりました。是非とも続編見たいです。 (2021年3月25日 17時) (レス) id: 4b2b2cfaad (このIDを非表示/違反報告)
理奈(プロフ) - コメント失礼致します。いつもドキドキ、ワクワクしたながら拝読しております。家族になりますって素敵ですね。 是非とも続編見たいです。 (2021年3月25日 16時) (レス) id: 51b4d0b4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ldhjsbs(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！とても素敵な作品で毎回更新楽しみに待ってました！是非続編をお願いします！！ (2021年3月25日 15時) (レス) id: 373a0e16d9 (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - いつも読ませて頂いております！どんな展開になるのかドキドキしていたので元に戻ってよかったです… (2021年3月3日 22時) (レス) id: aba2b58a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちょう | 作成日時：2021年2月13日 23時
