GO ON THE RAMPAGE~Never Lose~

story7-3 ページ42

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瑠唯『あ...僕少しだけ抜けてきますね』

陸『そっか、今日は』

瑠唯『たまには会いに行かないと
怒られるので笑』


そう言って静かに部屋から出ていった瑠唯さん

陸さんはこぼすように


陸『たった1人の家族を失うって
どんな気持ちなんだろうね』

翔吾『たった1人って....』

陣『今日は命日やからな



瑠唯のお姉さんの』

健太『........』




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No side




瑠唯『....どういうつもりですか


貴方が僕の姉さんの墓に手を合わせる
顔はないと思いますけど




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中務裕太さん』

裕太『...わかっとるよ

あの日俺がしたことが許されへんことくらい』

瑠唯『......っ‼』

裕太『俺が憎いんか』


ｶﾞｯ



瑠唯『憎い...?

たった1人の家族を見殺しにされて憎いって
思わないと思ったんですか?


何度も同じ苦しみを味あわせてやろうって
思った....

でも姉さんはそんなこと望んでない....
だから！！我慢し続けた....し続けたのに！！



どうしてお前はそんなに笑ってられるんですか！！

どうして姉さんじゃなきゃいけなかったん
ですか！！


母さんも父さんも事故で亡くなって、
まだ中学生だった僕を大切に育ててくれた


そんな姉さんが黒沼のお前らに何をしたって
言うんですか！！』

裕太『あの時の俺は...

言いなりになるしかなかってん....』

瑠唯『言いなりにしかなるしかないからって

人を見殺しにしていい理由にはなりません
帰ってください』

裕太『でm.....『帰ってください！！』

瑠唯『姉さんに2度と顔を見せないで
ください！！』


中務が立ち去った後に崩れ落ちる与那嶺

視界はぼやけ、無理やり上げた口角に
汗に似たものが流れ落ちる



瑠唯『姉さん....僕絶対に負けないから


だから見ててね 僕頑張るから......』



彼が見つめる先にある石に掘られた文字

"与那嶺 凛"




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この出来事こそが彼の人生を狂わせてしまった
ことだということは....



ピエロの仮面の下が泣いていると言うことは




翔平『じゃあ俺瑠唯さんが帰ってきたら
たくさん瑠唯さんを笑わせて見せますね！』

彰吾『出来んの?』

陸『山彰真顔やめてww』



ｶﾞﾗｯ



瑠唯『すみません 今帰りました*^^*


って山彰なにやってるのw』






まだ誰も気づくことはなかった




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