91．部活見学 〜運動部、第３体育館篇〜 ページ41
side桃
さっきの流星の言葉……
いろいろな何かが胸につっかえる。流星って、こんなやつ、だっけ…？
流星の黒い部分が、よく見えた気がした。
青「？ご主人様…？早よ行きましょ？」
流星に呼ばれてハッとする。
人間、黒い部分なんていくらでもあるだろう。なぜ流星のそれを少し見てこんなにも引きずる必要があるんだ。
桃「そう、やな…！次はー……第３体育館、バスケ部やで！」
青「？はい！」
第３体育館はテニスコートから程近く、５分もしないうちについてしまう。
「おら、そこ走れー！」
「パスパス！！」
「OK、ナイシュー！」
体育館の近くに来ただけで聞こえてくる声。やっぱりバスケ部はしんどいやろなぁ。
青「おぉー……かっこいい……」
桃「やろ？ここのバスケ部は結構な強豪でなIHとか国体連にも何度も出てる。コーチとかもええ人が多いし、良い部活やで」
部活動としては良い実績を持っているがこの部活はスポーツ推薦で来てるやつが大体。頭脳的な面ではあまり良いとは言えない。
受験で受かってバスケ部に入った頭の良いやつもいるけど大半が練習がキツすぎて辞めてしまう。
桃「どうする？バスケ部。
ここは練習がキツくて辞めた奴もいっぱい居るし考えてから入った方がええよ」
青「んー……保留、で…」
桃「ん、あと２つやで。いける？」
青「あ、はい！何部と何部ですか？」
桃「野球とサッカー。ちなみに野球部は入ったら強制で坊主頭やで。どうする？」
青「無しの方向で」
即答。うん、即答。
そんなに坊主嫌か？全国の坊主頭に謝れ。
桃「じゃあ、あと残るのは……サッカー部」
青「サッカー……」
桃「ちなみに今保留になってんのがバスケ部やな。あと一応水泳部も保留ちゃうかった？」
青「じゃあその３つの中からですね……」
うーん……と、悩みだす流星。可愛え。
青「サッカー……で、いいですか…？」
桃「！ええけど……ホンマにサッカー部でええん？」
青「はい！」
桃「水泳部もバスケ部もあるのに……なんで…？」
青「んー……全部魅力的でしたけど……
やっぱ、ご主人様が居るから、サッカー部が良いです！
嫌ですか…？」
んんんっ！！
桃「嫌な訳ないやろ！大歓迎や！じゃあ今日は活動がないから明日いろいろ提出しよか！」
こんなわけで、流星の部活はサッカー部となりました！
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部活見学だけて７話……
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みぃちゃん(プロフ) - Rsi-さん» 題名の少し下にある【シリーズの最初から読む】を押してみてください。これで見れますよ (2017年8月24日 20時) (
レス) id: 2642081a7b (このIDを非表示/違反報告)
Rsi- - この作品の、一が見つかりません… どーやったら見れますかね？ (2017年8月24日 20時) (レス) id: 196ad6ef9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃちゃん | 作成日時：2017年8月24日 3時
