買われた子 2

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臣




｢A…A｣




A｢んっ…｣




｢着いたよ。｣




A｢んー。送ってくれてありがとう。｣




｢いーえ。楽しかった？｣




A｢うん。最後に楽しい思いでありがとう。じゃね。｣




最後まで素っ気ないな笑




そゆこと好きだけど




好きを超えて愛してるけど




あ、やべこれ渡し忘れた




｢A！｣




A｢なに｣




｢これ。俺からのプレゼント。大切にしてね？｣




A｢…ありがとう。じゃあね。｣




俺とお揃いのやつとか言うとつけてくれないからそこは秘密で




壱馬｢臣さん｣




｢ん？｣




壱馬｢"また"会いに来てくださいね。｣




｢…。うん笑 じゃあ俺帰るわ。｣




壱馬｢さよなら。｣




その"また"が現実になる日はいつくるのかな




Aは初っ端から会う気ないし俺も今日が最後の覚悟で来たから




だからあのネックレスもあげた




俺とおそろいとか嘘




俺がずっとつけてた物をあげた




今日の日を忘れないで。




俺のことを忘れないで。




俺といたことを俺らといたことをなかったものにしないで欲しいから




｢…また…な。元気でなA。｣




壱馬と楽しそうに歩くその顔を見て




羨ましいと思ったのは俺だけの秘密にしておくよ

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