買われた子 2

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岩田




｢A帰りましたよ。｣




臣｢ん。｣




今日A来るんですよって伝えたけど臣さん姿現さなかったな




ずっと聞き耳立ててたけど




｢盗み聞きするくらいなら会えばよかったのに。｣




臣｢俺はものすごく会いたい。今すぐ会って抱きしめたいけどAが嫌な思いをするくらいなら俺は引っ込んでる。｣




そうやって他人を優先して自分を後回しにする臣さんなりの優しさ




優しすぎるからなー臣さん
それで傷ついてなければいいんだけど




臣｢で、どうだった？｣




｢変わりなし。しいて言うならここに戻ってくるんじゃないかって思われてるらしいです。｣




臣｢俺らのとこに？｣




｢はい。｣




臣｢なんで笑｣




｢ネックレスを肌身離さず持ってて花歌歌ってるみたいで。そこを見られて俺らのことが恋しいと思われてるらしいです。｣




臣｢やっぱあげなければよかったよな。結局Aにもランペにも迷惑しかかけてない｣





｢その逆でした｣




臣｢え？｣




｢それは本人から聞いてくださいね笑｣




実は帰ってないんだ




顔を見せない




その条件で話すことになった




これで臣さん喜んでくれたらいいな

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