買われた子

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北人




玲於｢…で、帰んないの北人｣




｢はい。｣




玲於｢Aほんとに泣いてるかもよ？早く帰りな｣




｢そうですね、玲於さんが教えてくれたら帰ります｣




玲於｢そうきたか笑 壱馬も同じ理由？｣




壱馬｢はい。｣




｢なんだよ、いたんなら言えよな｣




壱馬｢北人も玲於さんのとこ戻るなら言えよな｣




あの後みんなで帰ってたんだけど




やっぱ気になって俺だけ引き返してきた




と思ったら壱馬も気になって引き返してきたんだって




言ってくれればなって思ったけど




俺も言わないできたから人のことは言えない




きっと壱馬も同じ気持ちだろうから




玲於｢珍しいよな、女なんていらなくなれば用済みのお前らがAにこだわるなんて。｣




｢Aは家族ですから俺らの｣




玲於｢へー。｣




壱馬｢だから教えてください。Aのこと。｣




玲於｢…捨てない。｣




壱北｢｢え？｣｣




玲於｢約束できるか、Aが死ぬまで捨てないってこと｣

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