買われた子

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You




陣｢こんなに怪我しとるのに元気やな笑｣




｢まったく。…みんな私の事心配してるし元気でいないとあなた達に迷惑がかかるし。｣




陣｢別にええねんけどな笑 そっちの方が俺ら的には嬉しいけど笑｣




一か八かで助けを呼んだけど来るなんて思ってなかった




あの女の人みたいに捨てられるんだろう




そう思ってた




｢どうして助けに来てくれたの。｣




陣｢そんなん決まってるやん。Aが俺らの家族やからや。はい、終わったでみんなのとこ戻っとり。｣




家族…




この人たちを私は信じていいのだろうか




｢どうせ捨てるんだ。｣




陣｢ん？なんか言うたか？｣




｢ううん、なんでもない。ありがとう。｣




みんなのとこには戻らず部屋に向かった




嫌いとか関わりたくないとかとは違う別の感情で




あの人らといたくなかった




とにかく一人でいたかった




ベットに座って蹲る




真っ暗な部屋




今の私の心みたい




｢ねぇ…。私はあなた達を受け入れていいの…。信じてもいいの…。｣

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