買われた子

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You




名前を覚える気はない




覚えてしまえば距離感をたもてなくなるから




あの人らは仲良くなりたいとか




懐いてほしいとかほざいてるけど




いままでみたいにならないから




そこらの女達と比べないでほしい




どれだけ落札したのか知らないけど




バカみたいにあんた達に貢ぐ終わってる女と




私は違うんだから




？｢Aちゃーん｣




｢筋肉｣




海青｢それ俺のあだ名？笑 海青ね俺｣




｢あなたしかいないでしょ私と話してるの。｣




海青｢そうだね笑｣




｢用はなに。｣




海青｢花火しない？夏だし、部屋閉じこもってても楽しくないでしょ？｣




｢やらない。｣




海青｢線香花火最後まで残ってたら陣さんチーズケーキ作ってくれるって。おっきいの｣




｢やるわ。｣




海青｢決定！下で待ってるからおいでよ！｣




思い出なんてつくる気ないけど




あのチーズケーキがかかってるならべつ




最後まで残る絶対に

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