買われた子

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慎




｢はぁ…ったくどこにいんだよ！｣




Aが家をでてった




こんなこと今までなかった




あってたとしても俺らがこんな必死になることなんてない




それほどAが欲しくてたまらない




大切なんだよ




俺らにとったら家族同然なんだよ




ﾌﾟﾙﾙﾙ




誰だよって壱馬さん？




｢はい？｣




壱馬『見つけたで』




｢え？｣




壱馬『A見つけた』




慎｢どこにいたんですか！｣




壱馬『オークション会場や』




なんでそんなとこに




とりあえず向かおう




壱馬｢おぉ慎｣




｢Aは？｣




壱馬｢そこや｣




めっちゃ気持ちよさそうに寝てんじゃん




こっちの気も知らないで




｢なんでこんな所に｣




壱馬｢とにかく俺らから離れたかったんちゃうか｣




｢…そんないやなんですね俺らのこと｣




壱馬｢距離詰めすぎたんかもしれんな。でも欲しいもんは全て手に入れるなにがなんでも。｣




｢ですね。A連れて帰りましょう｣




壱馬｢せやな｣




欲しいもんは手に入れる




どこに行こうが




俺らの前から消えようが




必ず見つけだす




なにがなんでも

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