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どうか私に気付いて。
エレベーターに乗り込んできたよんべくんは
肩で息をしてた。
「A。」
泣くのをもうずっと我慢してたのに
名前を呼ばれただけで爆発した。
よんべくんとの2回目のキスも
私の涙でしょっぱかった。
よんべくんに手を引かれて
押し倒されたのはベッドの上。
お月様の光でキラキラ光るよんべくんは
もうこの世の者とは思えないくらい美しかった。
よんべくんは今までのことだけじゃなくて
私がどうしてそうなったのかもわかったみたいで
夢じゃないよ。
って何度も私にキスをくれた。
「ちゃんと聞いて。
だいすきだよ、A。」
ずっとずっと欲しかった言葉。
私の方がずっとずっと前から
ずっとずっと大好きだったよ
そう言いたいのに
涙で言葉にならない。
「Aは？
ジヨンの方がよかった？」
答えなんてわかってるくせに。
私がなんて言うかわかってるから
私がこんだけ泣いてても意地悪に笑うんでしょ？
「今までの時間がデタラメなら
これからのAの時間ぜーんぶ、俺にちょうだい。
意味わかる？
ぼくと結婚してください。」
上にいたよんべくんがベッドからおりて
私を起き上がらせたと思ったら
私の前に跪く王子様。
ほら、
そんなこと、こんなタイミングで。
また涙が止まらない。
「ちゃんと言葉にして。」
ん？って子供をあやすみたいに
私の手をとって唇を落とすよんべくん。
『よんべくん、愛してる。』
今はもうこれしか言葉が見つからない。
満足そうに笑う王子様は
またとびっきりの甘いキスを私にくれた。
夢みたいな話。
夢の中の話。
それが現実になった話。
一目見た時からいつだって私の人生に色をつけてくれたのは
よんべくん、ひとりだけだった。
「Aが今まで俺を愛してくれてたぶん、
それ以上にこれからは俺がAを愛すから。
だから、
Aはただ俺のそばで向日葵みたいな笑顔で笑っていて。
ずっと俺のそばにいて。」
だいすきなよんべくん。
きっと、私の気持ち以上に
よんべくんが私を愛すなんてむりだよ。
私がどれだけ愛してきたか、
私がどれだけ愛しているか、
よんべくんにはわからないでしょ？
「向日葵って太陽に向かって顔をあげて伸びてくんだよ。
A、知ってた？」
そうやって笑うよんべくんは
やっぱり私の太陽。
-- END --
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homie.(プロフ) - couさん» 最後までお付き合いくださってありがとうございますm(_ _)mとても励みになります！ (2017年8月24日 12時) (
レス) id: 1f5947a71e (このIDを非表示/違反報告)
cou(プロフ) - お見事でした！いつもひきこまれます♪他のも楽しみにしております！ (2017年8月24日 8時) (レス) id: 9901c9b5bb (このIDを非表示/違反報告)
homie.(プロフ) - couさん» ありがとうございますm(_ _)m更新サボり気味でごめんなさい。こちらはずばばーっとがんばりますので最後までお付き合い頂けたら幸いですm(_ _)m (2017年8月19日 17時) (レス) id: 1f5947a71e (このIDを非表示/違反報告)
cou(プロフ) - すごくおもしろいです。どのお話もすごく好きです。 (2017年8月18日 16時) (レス) id: 9901c9b5bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：homie.
| 作成日時：2017年8月17日 0時
