不屈の羽番外編【ゴールデンカムイ】ニ (ページ7)

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番外編31話　薩摩隼人ページ7

アンケシSide
勝手に百について行って私は白石奪還の援護を手伝うことにした。

なかなか順調そうに見えたが、違った。

何か人影が急いで兵舎に駆け込んでいったのがみえる。

尾形「鯉登少尉が慌てて入っていった」

アンケシ「それって・・・」

尾形「まずいぞこれは」

百が双眼鏡をはなし呟いた。

尾形「やつは鶴見中尉の【薩摩隼人】だ」

・・・・さつまはやと？

アンケシ「薩摩隼人ってなんだ？」

百が溜息をついてから説明してくれた。

尾形「薩摩出身の男のことだ」

アンケシ「・・・Aの知り合いか？」

百がニヤリと笑う。

尾形「知り合いも何も同期だ」

　「アイツは何かとAを敵対視していて、とにかく仲が悪かったな」

アンケシ「顔を合わせたらまずくないか・・・」

百が「そこは大丈夫だろう」という。

アンケシ「なぜそう言い切れる？」

百がバカにしたように笑った。

尾形「ボンボンは阿呆だからだ」

アンケシ「・・・・・・」

まぁ、百が言うなら大丈夫か。