やさしいまどろみ 02 ページ7
あれよあれよとコネシマの部屋へと連れて行かれたAは、コネシマのベッドの前でまたもや佇んでいた。
｢ほら、隣空いとるぞ｣
部屋に入った途端ベッドへ倒れ込んだコネシマはそう言いながらおいでおいでと手招きをする。
端正な顔立ちをしているため妙にその動作が似合っており、相手が若い女性なら間違いなく彼にときめいていたことだろう。が、残念ながらAはまだ恋も知らぬ子供である。間違いが起こるはずも無かった。
｢今夜は寒いしな、丁度ええわ｣
『、…、』
｢子供が遠慮なんかせんでええねんて！｣
コネシマは誘いに従うべきか、とまごついていたAを半ば無理矢理ベッドに引きずり込んだ。コネシマの急な行動にバランスを崩したAは咄嗟にコネシマの胸に手をつく。
するとコネシマは、胸がAの体温で温まっていくのを感じた。
同時に、子供時代に母親が｢子供ってあったかいんよ。本当に湯たんぽみたいやねんで｣なんて言っていたのを思い出す。
成程、これは確かに湯たんぽと形容するのも頷ける。コネシマは思わずAをぎゅうと抱き締めた。
｢あったけ〜…子供ってこんなに体温高いんやな……｣
人の体温を感じたのはいつぶりだろうか。
戦争屋であるコネシマは体温を感じるより、人の身体が冷たくなっていくのを感じる事の方が多い。それも、それをしているのは紛れもない自分自身である。
だからといって自分のしている事が間違いだとは思わないが、Aの手が触れた時、コネシマは確かにその温かさを失いたくないと思った。
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重(プロフ) - 緋彩さん» 緋彩様、コメントありがとうございます。小さい女の子とお兄さんがほのぼのしてるのが好きなんです…可愛いと思ってくださり嬉しいですー！ (2019年1月18日 21時) (
レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
緋彩(プロフ) - 主人公も可愛いんですが､個人的にショッピ君がにゃーって言ったの可愛い！ (2019年1月18日 20時) (レス) id: 5f8954327f (このIDを非表示/違反報告)
重(プロフ) - 結衣さん» 結衣様、コメントありがとうございます。ふえぇ…嬉しいです…読んでくださりありがとうございました……！ (2018年12月30日 20時) (レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - はえぇ...すごいですぅ...完結お疲れ様です (2018年12月30日 19時) (レス) id: 462408b9f9 (このIDを非表示/違反報告)
重(プロフ) - 杉山さん» 杉山様、コメントありがとうございます。早速見て頂けたようで嬉しいです！大変お待たせしてしまいもしかしたら忘れてしまっていないかと心配しておりましたが、覚えていてくださったようで良かったです…！素敵なリクエストありがとうございましたー！ (2018年12月23日 8時) (レス) id: 2985056c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重 | 作成日時：2018年7月15日 18時
