おやすみのばしょ ページ39
side：A
『ど、どうしよう…？』
「余の場所だな」
ラメセスは迷わず言った。
「たわけ、我の場所に決まっておろう」
ギルギルも迷わず言った。
二人共迷いが無くて素晴らしい。
…だめだ、現実逃避は良くない。状況の整理をしよう。
なんでこんな会話をしているかと言うと…
『…できれば言って欲しかった…』
「くそ、まぁ仕方あるまい。今日は姉上は＿＿ 」
「＿＿む」
『あ、おはようギルギル。なんで今起きちゃうかな』
「どうした貴様ら、変な顔をしよって」
『違うんだよギルギル。あのね、ベッドが二つしか無い』
「なんだと…？我の添い寝を許す！！いや、これは命令だ！！」
『え』
そんなこと言われても。いや嬉しいけど。
〜〜〜回想終了〜〜〜
『はぁ…もういい。私床で寝るから、二人はちゃんとベッドで寝て』
「「 ならん 」」
『なんで！？』
「ならんものはならん。我の妻が床で眠るなど、明日にはこの星無いぞ」
『ギルギルはよく分かんないこと言わない！』
「余は姉上と共に寝たいぞ！」
「なんだと貴様」
『ラメセスはわがまま言わない！
ギルギルはいちいち反応しない！！』
明らかに近所迷惑だよねこの声量。
「うるっせえぇぇぇぇぇぇ！！！！！」
ほら見たハルキ怒った。
「ばーさーかー…これつかって…」
『え、あ、ありがとう？』
いい感じのクッション渡された…？
あ、これいい。寝れる。
『おやすみ〜』
「ちょっとは黙れ金ぴか
ぁぁぁぁぁ！！！！！」
「不敬！！！！！」
ちらりとかためを開けて見てみると、ギルギルが背負い投げをされてきれいにベッドにダイブするという珍光景が見られた。
ラメセスは何事もなかったかのようにベッドに居た。ちゃっかりさんめ。
「よい。ゆっくり休め、姉上」
『…ぅん…』
そして、睡魔に負けた。
『…ん…』
「「 寝顔も愛い ！！」」
「流石は我の妻だな」
「余はまだ認めておらぬわ！！」
「恋バナなら他所でやれ。そしてリア充破滅しろ。時雨は変なところで寝るな。うつるぞ」
「なにがだ」
「貴様」
「もういい…うごきたくない…」
「よっこいせ…っと
じゃあな、邪魔した」
ｰｰｰｰ春樹と時雨退場ｰｰｰｰ
「…我達も寝るか」
「…すまんな、姉上」
「おとなしく我の寝所で眠ればよかったものを…すぅ…」
「仕方あるま…すぅ…」
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幻想彼岸桜 - 彩さん» コメントありがとうございます！！ギル様格好いいですよね！！私なんかの駄文でかっこよさが伝わっているのか不安で不安で仕方なかったんですが、そういっていただけて嬉しいです！！更新これからもじゃんじゃん頑張りますので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月29日 1時) (
レス) id: c7d5f2986a (このIDを非表示/違反報告)
彩 - ギルがイケメン過ぎてやばいです！夢主ちゃん大好きです！更新頑張ってください！！ (2018年3月28日 13時) (レス) id: c08d229f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わい型のきのこ | 作成日時：2018年1月9日 6時
