エピソード 11 ページ34
side：A
『はぁぁぁぁぁぁ……』
自分でもなぜかわからないほど大きな溜め息をつく。
外を見る。
最近、なんだかやけに城下町が賑わっている。
何か大きなイベントでもやるっけ？
もしかしてギルギルの気分で何か催し事でも開かれることになったとか？
『いいだろう、興が乗った！！』
…。
……。
………。
『何これ、全然似てない。笑える』
「A様」
『うっわぁ…って君かぁ…
…どうかした？』
「５日後、誓いの儀が行われます」
『…誰が？誰に？』
「A様が、ギルガメッシュ王にです。A様、貴女様は誓いの儀が終わったら将軍です」
『私が、将軍…』
将軍。
会ったことの無い父親の立場。
『…ふふ』
「…？」
『ううん、何でもないよ。もう用はない？』
「はい。では失礼します」
そう言い、若い男はくるりと振り返り＿＿ 一周して私の方を向いた。
「…あの、せんえつながら」
『…なに？』
「…酒蔵はどこ、でしょうか…？」
私はもう一度大きな溜め息をついた。
…こんな時に酒を飲むのかギルギルよ…
『…私が一緒に渡しにいくよ』
すると若い男はパァッと顔を輝かせて言った。
「ありがとうございます！！」
『ううん、大丈夫。私丁度暇だったし』
「本当に、ありがとうございます！！感謝しかないです！」
『も〜…照れるなぁ〜』
『どのお酒？』
「………」
『お〜い？あ、聞いてない…とか？』
「はい…」
シュン、と肩をすくめる。
『い、いや、大丈夫。ギルギルよく、どのお酒か言わない時あるから』
「はい…」
『とりあえず…これ…っと』
うぅん、高くて微妙に届かない…
「………」
私が必死に手を伸ばしていると、後ろから手が伸びてきて、誰のだろう？と思っていると、
「これか」
ギルギルだった。
ーーーーー
すいません、すごく短い！！
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幻想彼岸桜 - 彩さん» コメントありがとうございます！！ギル様格好いいですよね！！私なんかの駄文でかっこよさが伝わっているのか不安で不安で仕方なかったんですが、そういっていただけて嬉しいです！！更新これからもじゃんじゃん頑張りますので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月29日 1時) (
レス) id: c7d5f2986a (このIDを非表示/違反報告)
彩 - ギルがイケメン過ぎてやばいです！夢主ちゃん大好きです！更新頑張ってください！！ (2018年3月28日 13時) (レス) id: c08d229f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わい型のきのこ | 作成日時：2018年1月9日 6時
