番外編：ホ、ホワイトデー！？ ページ30
((本編書け))
ーーーーー
side：A
「ええい、A！！貴様が選べ！！」
なんと言えばいいんだろう。
事の発端は今から約10分前＿＿
「喜べA！！我直々に来てやったぞ！！」
ギルギルが家の前でなんか叫んでる。
…チャイム押せばいいのに…
『ラメセス、なんか来た』
「………」
『えっ、ちょ、ラメセス？』
待って待って、なんか無言で引っ張られるんだけど？
「ニトクリス、姉上はおらぬと伝えておけ」
『えっ』
「わかりましたファラオ！」
『待っ＿＿ 』
なんとなく抵抗してみるけど、心なしかいつもより力が強い気がする。
「………」
くるりとこっちを振り返って＿＿
『え』
姫 抱 っ こ ？
『ちょ、ちょいラメセスタンマ！おろして！！』
ニタリと顔を歪ませて、
「断る」
『うそ…』
「そもそも、何故おろさねばならぬ」
『それは…』
ギルギルが来たから、という言葉はなんだか言っちゃいけない気がする。
『あぅ…』
「姉上にバレンタインのお返しをしなければいけないのは、あの黄金のだけではない」
『へっ？』
うそ、予想外(予想はしてない)の言葉なんだけど…
「見つけたぞA！！」
『不法侵入！！』
反射でそう叫ぶ。
やっば、怒った？
「今は余が姉上を独占する時だ。帰れ」
「ハッ、我にAを物のように扱うなと言っておきながらそれか」
「"独占"と言ったのだ。"所有"とは言っておらぬ」
「第一、その決定権はAにある。そしてAの決定権は我にある」
「たわけたことを言うな。貴様は"生身"の姉上を知っている。しかし余は鳥(仮)の姉上しか知らん。貴様こそ、充分独占しているではないか」
「ええい、A！！貴様が選べ！！」
『ふぁ？』
あまりに唐突な質問に、変な声が出る。
『…ハッ、ええと、みんな仲良くしよう…？』
待って、冷たい目で見ないで、刺さる。いたいよ、視線が！！
「…チッ、今日のところは譲ってやるが、Aは我のものだ。手を出せば貴様のその命、消し飛ぶと思え」
ギルギルがこっちを向いて、
「手を出せ」
『え、うん、どうぞ』
指を絡められ、何かが腕につけられて、
チュ、というリップ音と共に手に柔らかい感触がした。
『なっ！？///』
「なんだ？そんなに口ではなかったことが不満か」
『そんなの私が爆破するから！』
「愛い奴め」
そう言った後、ギルギルの顔が近づいてきて、口に柔らかい感触がした。
「貴様は何があっても手放すつもりはない。覚悟しておけ、A？」
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幻想彼岸桜 - 彩さん» コメントありがとうございます！！ギル様格好いいですよね！！私なんかの駄文でかっこよさが伝わっているのか不安で不安で仕方なかったんですが、そういっていただけて嬉しいです！！更新これからもじゃんじゃん頑張りますので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月29日 1時) (
レス) id: c7d5f2986a (このIDを非表示/違反報告)
彩 - ギルがイケメン過ぎてやばいです！夢主ちゃん大好きです！更新頑張ってください！！ (2018年3月28日 13時) (レス) id: c08d229f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わい型のきのこ | 作成日時：2018年1月9日 6時
