Fate/Dream in the world

彼女の真実(予兆) ページ19

side：A

びっくり。まさか、私まだ第三礼装じゃ無かったとは。

『…そういや、なんで私がまだ第三礼装じゃないって分かったの？』

と、ハルキとシグレから質問攻めになっているマーリンに聞く。

「勘、かな！」
『とりあえず一発殴っていい？』
「ひどいぞぅ！」

軽くマーリンを殴れる体勢になったとき、違和感が走る。主に、お腹のあたり。
…ギルギルが大真面目な顔で私のお腹を触っている…

『…ギルギル、何してるの？』
「いや、なに。美しい肌であると思ってな」
『＿＿＿っ///そ、そんなこと＿＿』
「なんだ、この我が褒めておるのだ。ありがたく受け取っておけ」
『うぅ…』
「…さて、私にはもうひとつやるべきことがある」
『なに？アルトリアなら辞退したけど？』
「それは初めて知ったぞぅ。…じゃなくて、どうせ君のこと今の人達誰も知らないだろう？」

…どうせ…

「だから、君のことを知ってもらおうと思ってね」
『いやまぁ、話す予定だったけど…
産まれてすらなかった奴が何言ってるんですかねー(棒)』
「一番の当事者がいるから大丈夫！！」

あ、ギルギルとエルルン、駄女神のことか。

…人任せだなぁ…

『雑を極めた男』
「ひどいぞぅ！！」

と、その前に。ｰｰ１→←夢主の設定〜第二段〜

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