[リク]一松vs十四松 ページ22
「十四松、いい加減にしろ…しつこい」
「いやだ!!ぼく、Aちゃんが一松兄さんと付き合ってるなんて聞いてない!!!」
『………』
現在、私の目の前で一松くんと十四松くんが兄弟喧嘩(?)をしています。
理由は簡単。
私と一松くんが、先週から付き合い始めた事だ。
十四松くんからは、実は前々から告白をされていた。その時は保留って形で返事は出さなかったんだけど、十四松くんには隠し事が出来ないのか、すぐに私達の関係を見抜かれてしまった。
そんな感じで納得がいかない彼は一松くんの胸ぐらを掴み、めちゃくちゃ怒っています。
「一松兄さん!!!なんでAちゃんなの?!ぼくが小学生からAちゃんのこと好きなの知ってたでしょ?!なのに僕の好きな人を横取りするなんて…
ヒドイよっ!!!」
「ケッ…うるせぇな。
…お前が何年Aに片想いしてようが……Aが選んだのは『俺』なの。お前じゃない、俺だ」
「…っ……」
目に涙をためて、我慢する十四松くん。
知らなかった、彼が私のことを長い間片想いしてくれた事を……
『十四松くん…』
心が揺らぎ初める。
彼の泣く姿は見たくない。イヤ…泣かないで……
「……A、もう行こう。コイツはほっとけ」
『でも…』
「良いから…!!」
強引に腕を引っ張られる。かなり力を入れられてるせいか、握られてる左腕の方はだんだんと紅くなってきた。
「…!Aちゃん…!」
十四松くんは心配そうな目で私を見る。
そんな中、痺れを切らした一松くんが
「負け犬が。さっさと失せろ…」
『一松くん…?!』
「う…っ………うわああああああぁぁぁぁぁ…っ!!!!!やだぁ…!やっぱりAちゃんが取られるのやだぁー!!!
行かないでぇ…!Aちゃん…!!」
ボタボタと今まで我慢してた涙が洪水のように流れ、十四松くんは小さい子供のように私の名前を呼ぶ。
その様子を見た一松くんは、
「……ガキかよ。
行くよA」
スタスタと早歩きで私を連れて行こうとする。
『…ごめんね…十四松くん……』
今の私では、謝ることしか出来ない。
「Aちゃん……」
〜〜〜〜〜〜〜
あの後
私が無理やり連れて来られたのは
知らない部屋
「A…今日から此処に住んでね
僕が責任を持ってAを飼ってあげる」
『……あ』
どうやら私は、自分で
bad endを選んでしまったようです
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◇ Nana ◇(プロフ) - ゾクゾクして面白かったです…!!!(^ω^*) (2016年3月2日 14時) (レス) id: ab05efbc2d (このIDを非表示/違反報告)
やま松 - ちょとカラ松が切れたらヤバイヤバイヤバヤバーイww (2016年1月7日 12時) (レス) id: d0a4bec8ca (このIDを非表示/違反報告)
+♂(プロフ) - . (2016年1月4日 22時) (レス) id: 9a44bb5f71 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆@一松(プロフ) - ギーラさん» 君に頼んでよかったよ(涙ぼたぼた)あー、カラ松兄さんとかもいなぁ…(チラ) (2015年12月31日 17時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雪音@カラ松Girl兼南伊領(プロフ) - ギーラさん» ありがとうございます!!!どうしても続きが気になってしまってw更新頑張ってください!! (2015年12月31日 15時) (レス) id: 66afaca7c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ギーラ
作成日時:2015年11月29日 14時