13話-コナンside- ページ14
黒の組織幹部、カミカゼらしき人物に会ってから数日が経った。あれ以来、彼女に会うことはなく、安室さんに聞いても、はぐらかされる状態だ
コ(安室さんが公安だって事は知ってるようだったから、味方ではあるのはわかるが、一体どういう経緯で…?)
蘭「あ、コナンくーん!」
コ「!蘭姉ちゃ…ん!?」
帰り道、蘭に会ったが、その後ろにはあの女性…カミカゼが居た
コ「カ…なんで!?」
『やあ、コナン少年。数日ぶりだね』
蘭「あれ、九条さん。コナン君の事知ってらっしゃるんですか?」
『ああ、少し前に世話になってね。丁度良かった、あの時の礼だ』
あの時の礼、ってのは、俺がボールをぶつけた時の事だろう。しかし、なんで礼なんだ?ぶつけた件に関しては、俺が詫びをするべきだと思うが…(しねえけど)
カミカゼが持っていた袋から取り出したのは、1冊の本。それは、俺が欲しいと思っていた推理小説の新刊
コ「えっ、良いの?」
『ああ、君の事だ。お菓子よりこっちの方が良いと思ってね』
コ「わぁ!ありがとう!!」
『じゃ、蘭ちゃん。阿笠さんのとこにはコナン君に案内してもらうよ』
コ「えっ」
突然、そう言われて思わず固まる。ほしい物が手に入った事でテンションが上がっていたが、よく考えてみればコイツは黒の組織幹部だ
『コナン少年。悪い事は言わない、私を阿笠邸に案内しろ。彼女を危険に遭わせたくないだろ』
しゃがんで俺の耳元で小さく言うカミカゼ
コイツ、まさか灰原の事に気づいて…
『コナン少年』
コ「…うん。蘭姉ちゃん、僕が九条さんを阿笠博士の所に連れて行くから大丈夫だよ!」
蘭「そう?夕飯までには帰ってくるのよ?」
コ「うん!」
蘭「じゃあ、九条さん。失礼します」
『道案内、ありがとうね』
蘭を見送り、姿が見えなくなってからカミカゼに切り出す
コ「何のようだ、カミカゼ」
『わあ、それが君の本性かい?』
コ「質問に答えろ!」
『そう警戒しないでくれよ。ただ単に阿笠さんに介抱してくれたお礼しに行くだけだよ。ほら、最近話題のシュークリーム』
そう言って持っていた箱を俺に渡してきた
コ「毒…」
『入れるわけ無いでしょうが。ていうか、入れたらバーボンに殺される』
コ「!やっぱり、お前…」
『その事も話す為に来たんだ、案内してくれるだろ?』
コ「…わかった」
俺は大人しく、阿笠博士の家にカミカゼを案内する事になった
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八雲(妖狐)鈴蘭(九尾) - 面白かったです!これから頑張ってください! (2019年4月30日 23時) (レス) id: 446ed194ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホタル | 作成日時:2017年1月17日 13時