10話 ページ11
『疲れた…』
セーフティハウスに入った瞬間、そこに置いているスペアの狐のマスクをつけ、ソファの上に寝転ぶ
このセーフティハウスは最近買ったばかりの物件の為、まだ誰にも伝えていない場所
後々教えるつもりだったが、今回みたいな事がこれから先あるかもしれないから、誰にも言わないでおこう
『とんでもない人物に話してしまったな…』
普通の人間なら、喰種だとわかった時点で関わって来ようとはしない
相当の物好きでない限り、こちらから行っても避けるものだ
『いや…正確に喰種という生物が何なのかわかっていないだけか…』
口先では、どんなに恐ろしい生物だと説明していても、実際に見なければわからない
相手が大袈裟に言っているだけで、そんなに恐ろしくないんじゃないか、とかそういう感じだろう
『一度、どんなに恐ろしいものか見せた方が良いのか?』
そうすれば、きっとバーボンは…
『面倒くさいなぁ…』
精神的な疲れと、身体的な疲れからか
私はそのままソファの上で眠りについた
まさか、バーボンがあそこまで恐ろしい人間だとは知らずに…
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八雲(妖狐)鈴蘭(九尾) - 面白かったです!これから頑張ってください! (2019年4月30日 23時) (レス) id: 446ed194ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホタル | 作成日時:2017年1月17日 13時