３３話:おにぎり ページ34
谷「やっ、やっと終わったぁ〜……。」
『お疲れ様。少し休憩しちゃう？』
倒れそうな仁花ちゃんを支えながら、潔子に話しかける。
清「そうだね。３分だけ休憩しよっか。」
チラッと時計を見て、潔子が言う。
仁花ちゃんを近くの椅子に座らせて、隣の席に私も座る。
潔子も私の前に座って、私の瞳を見据える。
清「………沢山作ったね……。」
私の瞳から目を離し、おにぎりへと視線を向けてそういう。
『うん。潔子もお疲れ様。』
私もおにぎりを見て、潔子に言う。
清「Aもお疲れ様。それより、これ持っていけるかな……。」
少し困ったように笑う潔子に、私は何も言えなかった。
確かに、３人で持つには１人分の量が明らかに多すぎる。
いくら大人数のスポドリを作り持っていっていたマネージャーも、流石にこれは無理がある。
どうしようかと悩んでいると、ガチャとドアが開く音がした。
雪「３人とも、お疲れ〜。」
か「うわー！沢山作ったね！！」
ドアから出てきたのは、同じマネージャーの雪絵とかおりだった。
『うん。……あっ、コラ。盗み食いしないの。』
かおりを見てそういうと、雪絵がそぉ〜っとおにぎりに手を伸ばしているのが見えた。
ペチッと軽く雪絵の手を叩くと、仁花ちゃんも体力が復活したらしい。
雪絵とかおりにも手伝ってもらって、おにぎりを持っていった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
雪「皆〜、おにぎり持ってきたよ〜。」
相変わらずおっとりとした口調で雪絵が言うと、何名かがこちらに勢いよく振り向いた。
床におにぎりの入ったカゴ？を置くと、次々と部員たちが集まる。
ふと顔をあげると、南が顔をしかめて爪を噛んでいるのを見てしまい、慌てて顔をそらした。
幸い、南はこちらに気付かなかった。
良かった……とホッとして、部員に大きいおにぎりを配っていく。
大きいおにぎりは、私と雪絵。
小さいおにぎりは、かおりと潔子と仁花ちゃんと言う風に分担している。
部員全員におにぎりを配り終えたから、私達も自分の分を食べる。
南は悔しそうに恨めしそうにこちらを睨んで、どっかに行った。
追いかけようとしたけど、面倒だから放っておくことにした。
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マカロンエンスストア - 『返信遅れてしまい、大変申し訳ありません。作者はもう引退しましたが、バレー部に入って良かったとは一度も思った事が無いそうです。言い方が気持ち悪いなんて思いませんよ。抹茶さんのお役に立てて良かったです。色々大変だと思いますが、頑張ってください！』 (4月5日 12時) (
レス) id: dd59a0be57 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - 初見です！最近この小説にハマりました！42ページ目の主様の体験談を読ませて頂きました、私バレー部にしようと思ってて、でも怖くて…助かったんです、救われた気もしました、大分言い方は気持ち悪いと思いますが感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございます。 (2023年4月8日 23時) (レス) @page42 id: bfa6cc4a30 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンエンスストア - ふゆんさん» 『返信遅れてしまい、大変申し訳ありません。あっ、あまりからかわないで下さい!!///』 (2021年12月12日 15時) (レス) id: 9ba472c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンエンスストア - 日向好き♡さん» 『返信遅れてしまい、大変申し訳ありません。ありがとうございます!これからも応援、よろしくお願いします‼』 (2021年12月12日 15時) (レス) @page12 id: 9ba472c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆん(プロフ) - こんにちは！11話の夢主ちゃんかわいいです！ (2021年11月23日 7時) (レス) @page12 id: c16e0ca123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロンエンスストア | 作者ホームページ：http
作成日時：2020年3月8日 13時
