俺/おれ/僕たちが惚れたのは、貴女が可愛すぎるから悪いんです！！【白鳥沢】

２３話:朝が来た ページ24

瀬「皆ー。朝だぞー。」


シャッとカーテンを開ける音がする。


眩しい…………。


『ふわぁぁぁ………………おはよー。』


大「凉篠宮か。おはよ。風邪は治ったのか？」


『おかげさまで。』


大平が良かったなって言って、頭を撫でる。


……………何だろう、この圧倒的お父さん感。


瀬「A。おはよ。悪いが他の奴起こしてくんない？」


『えぇ〜。しょうがないなぁ〜。』


………………何故隣に川西がいる。


まぁ良いや。素直な工から起こそう。


『つーとーむー。朝だよー。』ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ


凉篠宮必殺、頬ペチペチ。


名前は今考えたけど、いつもこうして部員を起こしている。


五「ふわぁぁぁぁ｡おはようございます………。」


『はいおはよ。』


次は工の隣の白布だ。


『しーらーぶー。起きろー。』ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ


白「んん………。朝から騒がしい人ですね。」


『はいはい悪かったですねおはよう。』


最後は川西だ。


ここはさっき起こした二人を使おう。


『白布。工。川西起こすから、手伝って。』


白「さっき俺がやったのをすれば、起きるんじゃないですか？」


先輩の手伝いぐらいしようよ。


『それで川西が起きると思う？』


白「……………。」


押し黙ったってことは、協力してくれると言うことだね。


『かーわーにーしー。』ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ


白「太一。起きろ。」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ


五「おっ、俺もですか！？」


あっ、そっか。工は１年だった。


『ごめん工。工は先に顔洗っておいで。』


五「はいっ！」


川「んん………。凉篠宮先輩………エ ロすぎ……。」


白「(あっ…………)」ﾁﾗｯ


…………………………。


バチンッ


川「痛っっっっ！！！」ｶﾞﾊﾞｯ


あまりに痛かったのか、凄い勢いで飛び起きた。


『おはよう。川西。』ﾆｺｯ


川西が右頬を両手で押さえている。


その姿を穏やかな笑顔で見て、挨拶をする。


川「え？は？えっ………。おっ、おはようございます？」


私が笑うのが珍しいからか、それとも私がいるとは思わなかったのか、川西は驚いた表情で見つめる。


『川西。今日のスポドリ、覚悟してね。』ﾆｺｫｯ


川「アッ、ハイ。」ｶﾞｸﾌﾞﾙｶﾞｸﾌﾞﾙ


白「(太一、どんまい。)」


それだけ告げて、他の人を起こそうとするけど、皆起きてた。


他は大平と瀬見が起こしたらしい。


さてと、朝御飯を作りにいくか。


天「(男に囲まれて寝ていることには触れないんだネ。)」

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