GENE's My Girl ... ？

▽ ページ34

Reo side




今までで1番いい眠りだった

こんなにも落ち着いて幸せな睡眠なんて、あったっけ。


離れてよ、なんて言いつつも俺がちょっと攻めれば顔紅くしてオンナの顔になるA

流石にこんな事したら、Aだって少しはドキドキしてくれるでしょ？







玲於「 あーあ、せっかく良い眠りだったのに 」


涼太「 ホンマに早よ離れて 」






涼太くんと、裕太くんに叩き起こされて眠りから覚めた俺

Aはまだ俺の腕の中でスースー幸せそうに眠ってる。つか、俺の服掴むとかマジで可愛いから

ちょっと写真撮っとこ。こんなん二度とないかもだし





裕太「 何呑気に写真撮ってんねん 」

玲於「 つか、何でここにいんの？」





なに、二人してAの寝込みでも襲うつもりだったの？

スペアキー持ち出して、部屋に来るとか怪し過ぎるでしょ
そこに俺が居なかったらそれこそ危険じゃね？





涼太「 俺らはAに寝起きドッキリ仕掛けようと思って … 」


玲於「 寝起きドッキリ？そんな企画あったっけ 」


裕太「 ない。俺は涼太に着いてきただけやで 」






はーん、なるほどな。

涼太くんがAの部屋に来ようとしたんだ？
やっぱ危険人物じゃん。





涼太「 玲於こそ何でAの部屋に居るん 」


玲於「 あー… 夜中にAが添い寝してくれって言ってきたからさ。俺が居ないと寝れないんだって 」





なーんて、嘘だけど(笑)

当の本人は寝てるんだし ま、いいよな？

こんくらい言わなきゃ、涼太くんたち諦めてくれなさそうだし







裕太「 … 昨日はバスで俺と隼にもたれてたやん 」


玲於「 ベッドの中じゃ俺が良いんだって 」





ま、そんなことAは一言も言ってないけどね。

やべー(笑)冗談のつもりだったのに
涼太くん眉毛下げて哀しそうな顔しちゃってるし

まぁこんな状況見たら信じるか







「 … ん、れおー 」


玲於「 朝だよ、起きろ 」


「 … まだ、やぁ 」





昨日結局夜中の2時過ぎまで俺がからかって寝かせてやんなかったから、まだ寝足りないみたい

睡魔に勝てないAは“ 起きたくない ” と、再び俺の胸に顔を擦り寄せる





涼太「 … いや、嘘やろ 」


玲於「 ま、そーゆーことなんで 」




* * *





渋々二人を部屋に戻らせた俺

まだ他のメンバーも寝てるらしく、廊下の外は静かだった



俺の胸で気持ちよさそうに眠るAに、起こさない様にそっと口付けて

俺もまた眠りについた






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