GENE's My Girl ... ？

▽ ページ29

REO side






あー… 何この屈辱

昨日からホテルの部屋割りとかバスの座席とか
見事にAの隣には俺以外のメンバーがいるわけで


夜も、Aの部屋に遊びに行こうかなって思ってたのに

あいつ … LINEも見ずに寝やがった。



廊下は龍友くんたちがうるさいし、泣く泣く部屋でずっとゲームしてた






「 あ〜お腹いっぱいだよ〜 」


龍友「 たくさん食ったらまた眠くなるなぁ 」





さっきまで隼の腕借りて寝てたやつ

マジで計算なの？って思うくらい男たちを翻弄してくうちのAさん。

マジで、くっつき過ぎね。

そんでもってみんな分かりやすいくらいAの事気になり過ぎね？





涼太「 A、こっちこっち 」

「 うん！」




涼太くんはこのところ1番の危険人物で、結局あの夜はホントにAを介抱しただけなのか

その謎は深まるばかり

Aはメンバーのこと大好きだし、慕ってくれてるけど

まさか自分が女として扱われてるなんて知らないだろうな






玲於「 A、これやるよ 」

「 … なにこれ 」


玲於「 見ての通り、パンダ 」





俺もガンガン攻めたいけど、何をどうしたら良いか分かんねえし

ライバルが多過ぎて いつも邪魔される


こんなんでAのハートを掴めるわけなんてないけど、
お土産売り場に置いてあったパンダのぬいぐるみを買ってAにプレゼントした






「 めっちゃかわいい！！ありがと、玲於♡ 」




嬉しそうにパンダ抱き締めて、満面の笑みで喜んでるA

やべー、めっちゃ可愛いじゃんこいつ





亜嵐「 うわ、玲於ワイロだ！」


玲於「 うるせーな、A好きそうだなって思って買ってやったの！」






ずっとこのまま「メンバー」という平行線でいるのももどかしくなってきたな

どうしたら俺に振り向いてくれんの、A。

メンバーの中でも1番の特別になるにはどうしたらいいの






…




隼「 はい、Aご就寝です 」

玲於「 マジで代わってその位置 」




帰りの車内で、またAは眠りながら隼にもたれかかるからイライラしかしない。

隼も満更でもなさそうな顔してやがる





玲於「 マジ屈辱的じゃ 」

裕太「 A、よしよしコッチ来ような〜 」


「 ん〜 ゆうぴ 」





寝ぼけながら今度は裕太くんの方に傾くA

裕太くんも絶対Aの事狙ってる
俺わかるもん。

俺と同じ気持ちの人なんて、すぐに分かる




譲らないよ、俺

たとえそれが仲間内でもね





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