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# ページ19

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俺が電話に出ていいよ、と言うと
戸惑いながらも 恐る恐る電話に出たA

俺の目の前でそいつと話すのが怖い?




「 もしもし … 今ね、家 。うん … 」





微かに相手の声が聞こえる。話し方からして親しいのが分かった

Aの元々の知り合いとか 幼馴染みとか

まぁそんなとこだろうと思うけど

俺との時間を邪魔されて、いい気はしない


だから俺は電話してるAの首に舌を這わせた




「 ひゃっ … ん!え?な、何でもない … 」




そしてチクリと毒針を刺すように、強く吸い付いて痕を残した

Aが言葉を詰まらせるから、相手も不思議がっているらしく

必死に「何にもないよ」と誤魔化すAが可愛くてつい意地悪したくなる。





玲於「 … A、早く続きシよ?」

「 あ、うん … ごめんね じゃあそろそろ切るね 」





わざとらしく、相手に俺の声が聞こえるようにAの近くでそう言った

そして俺はAの手からスマホを奪って電話を切った

俺と居るのに他の男と話されたら … やっぱり全然平気じゃねー。





玲於「 ねぇ。涼太って、誰?」

「 … 見たの?」


玲於「 たまたまコレ、見つけちゃってさ 」




小箱に付いていた小さなミニカードを見せると、Aは目を見開いて口をつぐんだ。

その顔は、焦っているようにも 怯えているようにも見えた






「 それ、は … その 」

玲於「 友達に貰ったんじゃねーの、ネックレス 」


「 … ごめん、なさい 」





Aは俺に嘘をついた

ホントは男からのプレゼントなのに、それを正直に言わなかった。

ま、本当のことを言ったところで俺が許すはずもないけどさ





玲於「 何がごめんなの?」

「 … 玲於に内緒で、涼太と会ってごめんなさい 」


玲於「 んだよ、涼太って … 誰。 」


「 … っ 、」





ほーらやっぱり俺に内緒で男に会ってたんだろ?

薄々気付いてはいたけど、まさか本当にこうなるなんて思わなかった。





玲於「 … 怒んないから、言ってみ 」


「 わざとじゃないの、たまたま … 知り合っちゃったの … 片寄さんと 」


玲於「 … え、嘘だろ 」






あの時のキスマークも

あの日帰ってこなかったのも、ネックレスの贈り主も全部、涼太くんだったって事?





「 … 本当だよ、」





俺が憎んで恨んで仕方がない相手は

俺が信頼してた仲間だったなんて、どんなオチだよ


全部嘘でした、って笑ってくれよ



頼むからさ





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#→←# s.r



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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 片寄涼太   
作品ジャンル:恋愛
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ebichan(プロフ) - RAZU .さん» 本当ですか?嬉しいです、、、 (2019年6月22日 6時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
RAZU .(プロフ) - 今更ながらにものすごく素敵で涙が止まらないお話でした、、(TT)原曲もとても大好きで、玲於くんと涼太くんという組み合わせも好きなので私にとってぴったりのお話でとても読みやすかったです(TT) (2019年6月22日 2時) (レス) id: 018a2a124c (このIDを非表示/違反報告)
ebichan(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!泣いてしまったなんて、、、嬉しいです! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 読みながら泣いてしまった。最後どっちとも離れるという展開がまた切なくなっちゃいました。切ないけど、面白かったです。 (2018年10月20日 18時) (レス) id: 697070514c (このIDを非表示/違反報告)
シーザー(プロフ) - とても面白かったです!!感動をしました!! (2018年6月14日 20時) (レス) id: 5e784ada86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えびちゃん | 作成日時:2018年4月16日 1時

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