39℃ ページ39
( 玲於 side )
Aのヤツ、嫌われたかと思ったら
俺にドキドキしちゃうからって理由で、避けてたなんてさ
何だよその理由 … 心配して損した。
恥ずかしくなったのか、顔真っ赤にして俯いて
可愛すぎだって、その反応
そんな可愛い反応されたら、ちょっと俺のS心に火が点いちゃって
もっと意地悪したくなんじゃん
玲於「 看病してあげよっか？」
「 … ホントにに熱出ちゃうから駄目、」
“ 何言ってんの馬鹿 ” とか反論してくるかなって思ったのに
案外素直に認めちゃうのもAらしい
やば。何こいつ … めちゃくちゃ可愛い
玲於「 じゃあせめて、ハグくらい良いでしょ？」
「 なんでハグなんかするのっ 」
玲於「 … 何、ヤなの？」
小さく頭を横に振る彼女。なんかウサギみたい
そっと指で頬撫でれば、ぎゅっと目を瞑ってピクって反応する
あー… やべえ、本当なら今すぐ襲ってしまいそうなくらいツボだわ
玲於「 もう避けたりしない？」
「 うん … いや、分かんない 」
玲於「 ちょっとくらい慣れてくんないと。ホラ、前みたいに仲良くしたいし 」
Aの前に立って手を広げて“ おいで ” って待ち構えると、
照れながらも恐る恐る徐々に近付いてくるA
どうやら仲良くはしたいらしい
玲於「 はい、捕まえた 」
遠慮がちに近付いて来るのが待ちきれなかった俺は
Aの背中に腕回して、俺から抱き締めた。
Aは思ったよりも小さくて、か細くて
遠慮がちに俺の服の裾握ってる
「 … 他の人にもこーゆーことしてるの？」
玲於「 しないよ、Aだけ 」
「 どうして？」
玲於「 ん？… 内緒 」
好きだよ、ってつい言いそうになった
いくらなんでも伝えるには少し早すぎる気がして
「 … 玲於くん、ドキドキいってる 」
玲於「 うるさいな、俺だって一緒だよ 」
「 … 一緒？」
もしかしたら俺の
都合のいい勘違いかも知れないけど
俺の気持ちと、Aのドキドキって … 一緒だったりする？
玲於「 多分、Aの気持ちとおんなじだから 」
今はまだ、ハッキリ言い出せないけど
俺 Aが好きだよ。って遠回しのヒント
「 … 玲於くん 、」
玲於「 駄目、あと10分だけ。」
離れようとする彼女を引き寄せて、再び腕の中に閉じ込める
髪を撫でると シャンプーのいい香りがして、余計離したくなくなる
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1818人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tibaayami(プロフ) - すみません！無理せずにって言おうとしたんですけど！無料せずになってました (2018年1月29日 0時) (
レス) id: 28bb03ace0 (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - tibaayamiさん» 分かりづらいですよね、すみません！鍵を差し込むシーンがあるのですが、扉は鍵で開くタイプのものです。マンション自体、またはフロアに入る扉はオートロックという事になります！ (2018年1月29日 0時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
tibaayami(プロフ) - そうだったんですか!勘違いで。申し訳ございませんでした!これからも無料せずに頑張ってください！楽しみにしてます (2018年1月29日 0時) (レス) id: 28bb03ace0 (このIDを非表示/違反報告)
tibaayami(プロフ) - あの、物語上でレオくんが住んでる家ってオートロックですよね?16℃辺りで、勝手に玲於くんの部屋に入るのってできないのでは?間違ってたらすみません!!!! (2018年1月29日 0時) (レス) id: 28bb03ace0 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - 星の色が濃くなった(^ー^) (2018年1月17日 19時) (レス) id: ee2b6e9721 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えびちゃん
| 作成日時：2018年1月1日 18時
