いつになったら諦められるのかな…？

もう一度…幸せな日々を… ページ39

貴方side


中務くんの一件からだいぶ月日は経ち、


今は亜嵐と一緒に学校生活をエンジョイしてる！


凛花は私以外の友達ができて、最近はその子とよく一緒にいる。


彩香たちは私の恋愛相談にのってくれてる。


「早く告りなよ！」


ってよく言われる…


でもなぁ〜


告白して、振られて…


気まずくなって…


距離が離れて…


って考えたら告白する勇気が1ミリも湧いてこない…


亜嵐「A！」


亜嵐「帰ろー」


貴「うん！」


亜嵐「俺さぁ〜」


貴「ん？」


亜嵐「同じクラスの宮瀬 千鶴っているじゃん？」


貴「うん…」


亜嵐「あいつと付き合うことになった！」


貴「…」


亜嵐「でさー！って聞いてる？」


貴「あっ！う、うん！よかったじゃん！！宮瀬さん可愛いし！」


亜嵐「だよなぁー！」


あーあ…


終わりだ…


私の初恋…


胸がすごく重い…


何十人ものってるみたい…


泣きそう…


辛いよ…


苦しい。息しづらい。


泣きたい…


貴「亜嵐…。ごめんっ…先帰るっ！」


亜嵐「は？て！ちょい！」


亜嵐「…」


亜嵐「あいつ…泣いてた…」


亜嵐「なんでだ？」


亜嵐「もしかして、中務のこと思い出した？」


亜嵐「よし！追いかけよう！」


早く帰って泣きたい…


いや…


もう泣いてる…


止まらない…


抑えても…


溢れてくるの…


亜嵐「A！！どうした？」


貴「！？」


貴「…」


亜嵐「は？なんで逃げんだよ！」


貴「来ないで！！」


亜嵐「！？」


貴「こっち来ないで！！」


貴「二度と私に関わらないで！！！」


亜嵐「…は？…」


亜嵐「ちょ！冗談やめろよ！」


貴「冗談じゃない！！こんな冗談つかない！」


貴「二度と…私に関わらないで…」


貴「さようなら…」

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