◆不協和音 ページ27
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「体調管理もろくに出来ないって、仕事舐めてんすか」
冷ややかな視線と、地を這うような低い声。
「そんな不安定な状態で同じステージ立たれるの、こっちからしたら迷惑でしかないんですけど」
浴びせられた言葉はきっと誰もが思っていたことで、自分でも分かっていたことで、だからこそ苦しかった。
「壱馬、お前、自分が何言ってるか分かって……！」
『玲於くん』
「っ、けど！」
『いいから』
今にも掴みかかる勢いで詰め寄るメンバーを制止して彼に向き直る。
目の前の青年は、未だ険しい顔つきを崩さない。
『……正直な気持ちを言ってくれてありがとう。
体調管理っていう最低限のことも出来ないでみんなに迷惑かけて、本当にごめん』
「っ、」
そう言って頭を下げた私に面食らった表情を浮かべた彼は、気まずそうに視線を逸らした。
『……ごめん、今日は、帰る』
「……車まで付き添うよ」
『ありがと』
私の荷物を持ってくれた涼太くんとマネージャーと共に部屋を出る。
移動車の後部座席に乗り込み、シートに身体を預ける。
「後は俺らが話しとくから、今日はとりあえず何も考えないでゆっくり休みな」
『……ん』
「Aが悪いことしたわけじゃないし、何も気にしないで大丈夫だから」
『……』
「明日、待ってるからね。元気な顔見せてね。
じゃあお疲れ」
そんな言葉と共に大きな手で頭を撫で、温かい飲み物まで持たせてくれた涼太くんの手厚い優しさを受け取ってドアを閉める。
動き出した外の景色を眺めながら、誰にも気付かれないように声を押し殺して泣いた。
あの日から、私と彼の心の距離はずいぶんと遠ざかった。
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壱臣love(プロフ) - 時間はどれだけかかっても構いませんので御検討お願いします! 無理でしたら全然大丈夫です!♡ (2022年2月19日 8時) (
レス) id: be2860f083 (このIDを非表示/違反報告)
壱臣love(プロフ) - 初コメ失礼します! いつもお話大スキで読ませていただいてました♡ お忙しい中更新ありがとうございます! これはリクエストになってしまうのですが､BOTでの壱馬くんとの出来事をお話にしてもらうのは可能だったりしますでしょうか😭 (2022年2月19日 8時) (レス) id: be2860f083 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 久々の更新ありがとうございます😭😭また楽しみにしております (2022年2月14日 21時) (レス) id: 20e95c7407 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新楽しみにしています!! (2021年9月26日 13時) (レス) id: 20e95c7407 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年7月14日 19時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE x他1人 | 作成日時：2021年7月13日 14時
